【転職用】履歴書の書き方~採用のプロが「これってNG?OK?」の疑問に答えます。

「転職用の履歴書を書かないといけないけど、履歴書なんて学生時代の就職活動のとき以来で、書き方を忘れてしまった」・・・そんなあなたへ朗報です。

このページでは、転職時の履歴書の書き方でよくある27の書き方に、「OKなのか」「NGなのか」を採用のプロ7名がジャッジした結果を載せています。履歴書の基本的な書き方から、「転職用」の履歴書の書き方まで網羅していますので、初めての転職活動の参考になるはずです。

もくじ[

1.「長所」「短所」欄に書く「短所」が特にない場合、空欄のままでOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

自己分析が不十分と思われますので、必ず記載してください。ただし、短所であっても見方によっては長所になるように記載するのがセオリーです。(まつした@人事、労務、法務責任者)

短所が空欄だと「短所がない」と自己認識していると思われて、傲慢、自信過剰と捉えられる可能性があるので、書いておくのが無難です。

ただし、「そそっかしい」「感情的なところがある」などと、短所をそのまま書いて印象を悪化さてしまうのも問題です。なので、「人に気を使いすぎる」「空気を読み過ぎて内気と思われがち」など「○○すぎる」という表現などをうまく使っていきましょう。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

短所の記載がないと自己分析ができていないと思われます。なので、改善への取り組みなども入れてアピールポイントにしていきましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

履歴書は空欄なく書くべきです。長所を裏返せば短所になります。「○○なところがあるので△△するように気をつけています」と、マイナスのイメージだけが伝わらないように書いてみてください。(澤井@元・人材コーディネーター)

長所や短所を書かせるのは、自己分析ができているかを計るためです。長所だけだと客観性に欠けると思われることもあるので、短所も記載しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

長所と短所は表裏一体です。長所が把握できているのに短所が把握できていないと、「自己分析が甘い」と思われる可能性があります。なので、長所をベースに短所とその短所のカバー方法を書いてみてください。(小池@元・職業訓練校職員)

履歴書は自分をアピールする場ですので、「空欄=やる気がない」と見られます。必ず埋めるようにしましょう。長所の逆を書いておくと、論理的に説明しやすくなります。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

2.押印欄のある履歴書に押印しないで提出してOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

押印は「原本である証」という意味があります。押印欄がない履歴書でも押印してほしいくらいですので、必ず押印しましょう。(まつした@人事、労務、法務責任者)

押印欄があるのに押印せずに提出することで、書類不備と見なされて書類選考NGとなる可能性があります。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

押印欄のある履歴書で、押印をしていない場合は正式な書類として扱われません。企業側に受理してもらっても、押印がないことから「確認を怠る人」と思われて評価が下がってしまいます。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

押印欄があるのに押印しないと書類に不備があることになります。履歴書は、どんな些細なことでも省略してはいけません。(澤井@元・人材コーディネーター)

押印欄がある履歴書の場合は、必ず押印しましょう。漏れあると不注意な人だと思われてしまって、良い印象を与えません。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

履歴書に空欄や未記入欄があることは、マイナスの印象にしかなりません。押印欄もしっかり押印してください。(小池@元・職業訓練校職員)

押印欄があるなら必ず押印してください。押印していないと、確認を怠る人だと思われる可能性が高いです。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

3.大学を中退している場合、高校までの経歴をまとめればOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

最終学歴は高卒になりますが、大学に入学できる学力を有していることを伝えるために、中退であっても学歴に記載します。(まつした@人事、労務、法務責任者)

中退でも履歴書に記載しておいたほうが良いです。大学入学から中退までの間、空白期間となってしまうためです。面接に進むためには、空白期間ができない履歴書を作るのが必須です。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

大学中退も学歴になりますし、未記入にすると高校卒業後が空白期間になってしまうので、大学の入学と中退の両方を書くようにしましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

入社してから学歴詐称で採用が取り消される場合もあるので、大学入学年月と中退年月も記載すべきです。なぜ中退することになったのか、面接で理由も説明できるように準備しておきましょう。(澤井@元・人材コーディネーター)

記載しないとブランク期間のように見えてしまうため、中退である旨を記載したほうが良いでしょう。事情や理由の説明がきちんとできれば大きな問題ではありません。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

中退も学歴なので記載してください。自分に不利だと思って書きたくない人もいますが、学歴は能力を示すものなので正直に書くことが基本です。(小池@元・職業訓練校職員)

大学中退の場合は入学年月と中退年月を書く必要があります。書かないと、空白期間があると思われてしまいます。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

4.履歴書の日付は、記入した日の日付を書けばOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

履歴書の記入日が発送日と近い場合は問題ありませんが、発送までに時間が経っている場合は、過去の履歴書を使ったと思われる可能性があって、心象がよくありません。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

前もって記入したストックを用意していた場合は、記入した日ではなくて郵送する前日や当日の日付を書くべきです。応募より一週間以上前の日付を書いてしまうと、「うちの会社に応募するために書いたわけじゃないのかな?」と印象が悪くなってしまいます。(澤井@元・人材コーディネーター)

履歴書の日付は発送日(投函日)から1週間以内の日付が一般的です。日付が古いと内容も古いと思われて、応募先の企業にマイナスの印象を与えてしまいます。(小池@元・職業訓練校職員)

記入日が提出日と近ければ問題ありません。ですが、記入日と提出日が遠くなると、使い回しや情報が古いことを疑われますので、なるべく提出日と近い日付を記入したほうがよいです。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

記入した日ではなくて、提出する日を書きましょう。提出日と記入した日に開きがあると「書き溜めした履歴書を提出しているな」と解釈されて悪印象です。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

面接に持参する場合は面接日、郵送する場合は郵送日、メール送付の場合は送信日を記載しましょう。日付が古いと、履歴書の使いまわしをしているような悪い印象を与えます。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

OK理由

記入した日付か応募日のどちらかが一般的です。どちらの場合も、先方が受け取るであろう日から1週間以内にして、最新の履歴書を提出するようにします。(まつした@人事、労務、法務責任者)

5.TOEICを受けたけどスコアが低い場合、資格欄に書かなくてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

OK理由

TOEICは厳密にいうと資格ではないので、記載しなくても問題ありません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

TOEIC点数の記入欄が無くて、アピールにもならなければ無理して書く必要はありません。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

アピールできるほどのスコアではないと思うなら、書かなくてもよいです。資格欄には保有資格すべてを書かなくてもよいので、「アピールできる!」と思った資格を書きましょう。(澤井@元・人材コーディネーター)

TOEICは合否がないものなので、資格欄に書く必要はありません。アピールしたいときだけ記入すればOKです。(小池@元・職業訓練校職員)

△の理由

スコアが低いと実績のアピールポイントにはなりませんが、勉強を始めたばかりで今後も取り組んでいくことをアピールする場合は、書くことをおすすめします。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

応募条件などに示されている場合でなければ、無理に記載する必要はありません。職種にもによりますが、アピールとなりそうなスコア以上のときに記載しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

書くことがアピールになるかどうかで判断するとよいです。今後も勉強する気があることをアピールするような意図があるなら書くのが良いですし、特に理由なく、「書く資格がなくて」という場合なら、書かないほうがよいです。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

6.複数の会社へ応募するため、履歴書をコピーして使用してもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

同時に数社応募する場合であっても、1社ごとに手書きで作成します。会社別に記載内容を書き分けて、入社したい熱意を伝えてください。(まつした@人事、労務、法務責任者)

私が採用担当者なら即不採用にします。手抜き感が伝わって、仕事も手抜きをする人だと解釈されます。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

履歴書を手書きする場合は、毎回書く必要があります。手書きの履歴書をコピーすると、第一志望ではないと思われます。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

書類選考の段階でかなり印象が悪くなってしまうので、おすすめしません。(澤井@元・人材コーディネーター)

コピーした履歴書は、志望動機などが当たり障りない内容になっていて、一目瞭然です。応募先に合わせて記載が必要な点は、きちんと書き換えましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

履歴書は応募先ごとに原本を送付するのが基本です。コピーでは誠意が感じられない上に、非常識と取られてしまいます。また、他の企業に送付して返却された履歴書を再利用するのも、マイナス印象にしかなりません。(小池@元・職業訓練校職員)

△の理由

手書きの履歴書が必要な企業はNGですが、WordやExcelで作成して良い場合は、完全にNGではありません。ただ、自己PRや志望動機はなるべく応募企業に合わせて書いたほうが通過率が上がりますので、完全なコピーでの提出はおすすめしません。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

7.資格がない場合、履歴書の資格欄は空欄でもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

記載漏れと思われるので、保有資格がない場合は、「記載事項はありません」と記入します。他の欄も空欄にしてはいけません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

空白は「記入漏れ」と思われてしまうため、資格がない場合は「特にありません。」と書いておいたほうがいいです。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

履歴書は空欄なく書くべきなので、「なし」と記載してください。(澤井@元・人材コーディネーター)

書き忘れと思われる可能性がありますし、空欄箇所が多いと印象がよくありませんので、「特になし」と記載しておきましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

履歴書に空欄や未記入欄があるのは、マイナスの印象にしかなりません。また、記入漏れだと思われると不利なので、「なし」と記載してください。(小池@元・職業訓練校職員)

△の理由

空欄でも良いですが、「なし」と記載しておいたほうが親切です。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

OK理由

書ける資格がなければ、空欄でもOKです。「特にありません」と記入しておくと、よりよいです。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

8.職歴欄に派遣の仕事を記入する場合、派遣元は記載しなくてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

雇用契約は派遣元と結んでいますから、派遣元は書かなくてはいけません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

雇用契約先は派遣元になるため、職歴欄には派遣元の企業を書かなければなりません。職務経歴書で派遣先の企業を書くようにします。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

派遣元=雇用元なので、記載してください。派遣先企業名は伏せてもよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

派遣元が雇用主なので書かなければなりません。ただ、派遣元だけではどんな企業で何をしていたのかが伝わらないので、「株式会社○○(派遣先:△△株式会社)のように併記すると好印象です。(小池@元・職業訓練校職員)

雇用主は派遣元の企業ですので、むしろ派遣元を書く必要があります。派遣先は職務経歴書に記載するとよいです。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

派遣社員として勤務していたことが伝われば、必ずしも派遣元は記載しなくて良いでしょう。所属した派遣元がアピール材料になることはほとんどないためです。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

派遣先への正社員勤務と誤解のないように、雇用形態が派遣社員とわかれば、派遣元の記載は必須ではありません。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

9.応募先企業に関係ない資格もアピールして書いてOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

資格は、勉強して知識を持っているアピールになる一面がありますが、資格によっては「○○の資格を持っているのになぜ当社?なぜこの職種?」と懸念される恐れもあります。なので、応募企業と資格の組み合わせによって変わってきます。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

「面接のときに、その資格を取得したエピソードを語りたい」というような理由があるなら書いてもよいですが、特に理由がないなら必要以上にアピールしなくてよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

むやみに書くと採用担当も困惑しますので、何をアピールしたいかはっきりさせましょう。例えば、難易度が高い資格なら、直接関係なくても、努力や取り組みが評価される場合もあります。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

資格を取得した目的やアピールの意図が明確なら書いてよいですが、ただ「取った資格は全部書いておく」のは、採用担当に「一貫性がない」「うちに来ても活かせない」と思われる可能性があります。目的と意図によって記載するか判断してください。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

OK理由

「まったく畑違いの資格をアピールされても……」と思うか、「面白い資格を持ってるね」と思うかは、採用担当者で分かれるので判断が難しいところです。でも、他にアピールできる資格がないなら、それで勝負するしかありません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

資格が本当に応募先企業に関係あるか、ないかの判断は入社しないとわからないこともあるため、記載しておくことをおすすめします。業務に直接関係がなくても、面接時の会話に役立つ場合もあります。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

実は関係ないと思っている資格が目に留まることもあります。私自身、全く関係ないと思っていた資格が活きて面接で良いアピールになって、採用された経験があります。(小池@元・職業訓練校職員)

10.履歴書に貼る写真は、スマホで自撮りした写真をプリンター印刷したものでもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

履歴書用の証明写真を用いるのが基本です。自撮りした写真であることは見ればわかります。「履歴書の写真は自撮りでいいや」という姿勢や手抜き感が伝わるため、おすすめできません。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

履歴書は正式な書類なので、証明写真機などで撮影しましょう。また、スマホで綺麗に撮影しても証明写真として撮影していないことはすぐにわかってしまいます。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

視覚から得られる第一印象の割合はかなり大きいので、スマホ撮影でもよいですが、自撮りはNGです。(澤井@元・人材コーディネーター)

写真は応募先の担当者が初めて見る応募者の顔なので、不備があるとマイナスの印象を与えてしまいます。好印象を与えるために、証明写真を貼ることをおすすめします。(小池@元・職業訓練校職員)

「正式な書類を適当に済ませる人」というイメージにつながりますので、やめましょう。どんなにうまく撮ったつもりでも、きちんと撮ったものでないことはすぐにわかります。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

自撮りがスナップ写真という意味ならNGですが、最近のスマホや家庭のプリンターも品質が向上していますので、証明写真としてのクオリティが保たれていれば問題ありません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

自撮り写真を加工する証明写真アプリなどもありますので、時間がないときには利用しても構いません。ただ、画質や明るさが劣りますので、きちんとした証明写真を利用するほうが望ましいでしょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

11.ペーパードライバーでも、資格欄に運転免許を記載してOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

OK理由

記載しましょう。ただし、運転を伴う業務であれば、ペーパードライバーであることを伝えておくべきでしょう。(まつした@人事、労務、法務責任者)

履歴書上で重視されることは「運転できるかどうか」ではなくて、「免許を持っているかどうか」です。無免許で運転できる人は評価されませんが、ペーパードライバーは評価されます。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

取得した資格には違いありませんので、書いておきましょう。ですが、業務で運転する可能性がある場合は、面接などでペーパードライバーである旨を伝える必要はあります。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

資格として持っていることは嘘じゃないので記載しましょう。私も以前はペーパードライバーでしたが、記載していました。(澤井@元・人材コーディネーター)

ペーパードライバーであっても記載すること自体は問題ありません。ただ、車を利用することが多い仕事の場合は、実際のスキルと経験を伝えるようにしましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

実際に取得している資格は、現状がどうであれ書くことができます。(小池@元・職業訓練校職員)

問題ありません。ただ、営業などで運転を伴う職種へ応募する場合は、面接で心配な点は伝えておきましょう。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

12.職歴にブランク期間がある場合、理由を記載してもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

病気などの仕方がない理由の場合は、理由を記載しておいたほうが採用担当者に理解してもらえます。ですが、求職活動が理由の場合は書く必要はありません。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

職歴欄はあくまで職歴のみを記入する場所なので、職歴欄以外に記載してください。ただ、履歴書には欄が少ないので、理由を書くよりもアピールできることを書いたほうが熱意を伝えやすいです。(小池@元・職業訓練校職員)

病気や育児など、理解が得られそうな理由なら記載したほうがよいです。それ以外の場合は、特に書く必要はありません。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

職歴欄はどのような経歴があるのかを箇条書きで見るためのものです。ブランク期間の理由は職歴欄には記載しないで、別添で説明するのが望ましいです。(まつした@人事、労務、法務責任者)

職歴はあくまでも職歴を書く欄です。もし書くとしたら、履歴書ではなくて職務経歴書に書いてください。(澤井@元・人材コーディネーター)

OK理由

むしろ必ず記載してください。ブランク期間をそのままにしておくことで、「何か書きづらいことがあったのではないか」と懸念されてしまいます。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

面接では必ず聞かれることになりますので、記載しておくことが望ましいです。病気の場合、今後の就業には問題ないことも明記できると望ましいです。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

13.資格の取得年月を忘れた場合、「◯年ごろ」などアバウトに書いてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

ありえません。資格証や資格発行元で、正しい年月を確認しましょう。細かいことを疎かにする性格であることを白状しているようなものです。(まつした@人事、労務、法務責任者)

国家資格など、難易度の高い資格は資格取得時の合格証書に年月が記載されているので、探し出して正しい情報を記載するべきです。もしくは、資格を管理している団体に問い合わせるなどして、正確な情報を探してください。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

履歴書は正確な情報を記載する必要があるため、資格証や登録番号から取得年月を調べて正確に記載しましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

あいまいな記載は避けるべきです。どうしても思い出せない場合は、思い切って資格欄には記載せずに、職務経歴書に捕捉で付け加えるとよいと思います。(澤井@元・人材コーディネーター)

履歴書にアバウトな情報を記入することは、誠意に欠けるのでマイナス印象になります。資格試験の主催側に問い合わせたり、証明書の再発行を依頼したりしてください。(小池@元・職業訓練校職員)

正式な書類ですので、きちんと書く必要があります。調べればわかることですので、調べないでアバウトに書くと「いいかげんな人」という印象になります。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

業務独占資格など仕事に直結する資格なら別ですが、能力や知識レベルを表すための資格であれば、おおよその取得年の記載でも構いません。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

14.通信制の大学に在籍していることを履歴書に書いてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

OK理由

もちろんOKです。通信制であっても文部科学省に認可されている教育機関であることに違いはありません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

通信制でも卒業後に学士が取得できるならば、通常の大学と同様に記載しましょう。「○○大学(通信制) 在学中」と書けばOKです。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

通信制大学も学歴になるので、書くようにしましょう。働きながら学んでいるのであれば、アピールポイントにもなります。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

通信制大学も一般的な大学と同じなので、書いてよいです。ただ、在学中でしたら、仕事に差し支えないことを職務経歴書の自己PR欄などで捕捉しておくとよいでしょう。(澤井@元・人材コーディネーター)

就職後も在籍するのであれば記載しておきましょう。あわせて今後の就業に差しさわりがないことを伝えるようにしましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

通信制の大学も学歴なので記載してください。在籍中であることも明記する必要があります。(小池@元・職業訓練校職員)

もちろんOKです。特に、勉強内容が応募する企業や仕事と関係している場合は、強いアピールになります。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

15.社内資格も履歴書に書いてOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

履歴書の資格欄には記載しません。記載するなら、職務経歴書の中で実績のひとつとして記載するとよいと思います。(まつした@人事、労務、法務責任者)

社内資格は履歴書の資格欄ではなくて、職務経歴書の中に記載するようにしましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

社内だけで通用するものであって一般的な資格取得基準とは異なるので、履歴書には記載できません。(澤井@元・人材コーディネーター)

△の理由

社内資格は認知度が無いため、記載しても直接的なアピールにはなりません。どうしても書きたいときは、「○○の経験・知識があると認定された社内資格」などと補足を加えましょう。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

社内資格は他社では通用しないので、資格欄には書けません。ですが、具体的な技術や知識の説明と一緒に、「〇〇株式会社で△△という社内資格を取得」のように自己PR欄で触れてもかまいません。(小池@元・職業訓練校職員)

OK理由

書くことは問題ありませんが、どんな資格か、どういった能力・知識レベルを表すものかが採用担当に伝わるよう工夫しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

書いてOKです。ただ、一般的に知られていない資格の場合は、職務経歴書にどんな資格か説明を書いておくと良いです。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

16.資格スクールに通っていた場合、学歴として書いてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

いわゆる受験勉強を支援する学習塾と同じ位置付けなので、学歴に該当しません。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

資格スクールは学歴に入らないので、学歴に書くことはできません。備考欄などの項目でアピールポイントとして書くようにしましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

資格スクールは学歴に含まれません。書くとするなら、自己PRに取り入れて書くとよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

資格スクールは能力を示すものではないので、学歴としては認められません。能力をアピールしたい場合は、自己PR欄に記載してください。(小池@元・職業訓練校職員)

資格スクールは学歴には入りません。資格欄や備考欄に、あくまで参考として書く程度がよいでしょう。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

学歴は、国や都道府県から認可を受けた教育機関を記載すべきです。ですが、長期で通っていた場合などで、資格スクールであることの注釈を付ければ、記載してもよいでしょう。(まつした@人事、労務、法務責任者)

就業しながら通った資格スクールは学歴に記載しません。離職中に通った、学校教育法で定められた専門学校などの資格スクールの場合は、学歴に記載してかまいません。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

17.アルバイトとして勤務後、正社員として登用された場合、入社年月はアルバイトとして入社した日を書いてOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

OK理由

アルバイトも直接雇用ですので、入社した年月として記載して問題ありません。ただし、「○年○月アルバイト雇用」「○年○月社員登用」と明記します。(まつした@人事、労務、法務責任者)

入社日はアルバイトとして入社した日を書きます。正社員として登用された日については、別途、「雇用体系変更」として書くようにします。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

アルバイト時代の業績が評価されて正社員になったので、アルバイトとして入社した日を書いてよいです。職務経歴書でその旨、補足しておくとわかりやすいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

履歴書では特にアルバイトと正社員を区別していませんので、アルバイトとして入社した日で構いません。職務経歴書で、いつ、どんな経緯で正社員登用をされたのかを書いておくと良いです。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

読み手に誤解なく経歴を伝えるのが履歴書の役割です。なので、アルバイトとして入社した日と正社員として登用された日、どちらか一方ではなく両方を記載しましょう。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

経歴詐称とならないよう、アルバイト採用の旨と、入社年月には正社員登用された年月を記載しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

△の理由

学生時代のアルバイト歴は職歴とみなされないので、在学中のアルバイト先で卒業後に正社員登用の場合は、正社員登用日を書きます。そうでなければ、アルバイトでの入社日とその後の正社員登用日を、次のように記載します。

〇〇年〇月 株式会社△△ アルバイトとして入社
××年×月 株式会社△△ 正社員登用

(小池@元・職業訓練校職員)

18.「趣味」欄に、「競馬」や「パチンコ」などギャンブルを書いてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

プラスのイメージにはならない趣味は、書かないほうが無難です。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

趣味欄はアピールポイントにもなるため、マイナス評価になることが多い競馬やパチンコは、書かないほうが賢明です。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

応募先企業の業種や事業内容によって判断は分かれますが、客観的に考えてマイナスのイメージを与える内容は書かないほうが賢明です。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

履歴書は「アピール」するための書類です。一般的にギャンブルはマイナスのイメージのほうが大きいですので、避けたほうが無難です。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

一般的に良い印象にならないと思いますが、あくまでも個人の趣味ということと、応募先がギャンブルに関連する会社であれば、有利に働くかもしれません。応募先によります。(まつした@人事、労務、法務責任者)

競馬やパチンコに関連する会社に応募するなら書いてもよいですが、そうでなければ書かないほうがよいです。一般的なイメージとして、ギャンブルは印象がよくありません。(澤井@元・人材コーディネーター)

応募先に関連するギャンブルの場合は、記載したほうが目に留まる確率が上がりますが、そうでなければ不安要素としてマイナスの印象を与えてしまう可能性が大きくなります。(小池@元・職業訓練校職員)

19.退職後に社名が変更されて、新しい社名のほうが知られている場合、新社名だけ書けばOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

事実に従って、入社当時の社名を記載して、カッコ書きで新社名を記載します。たとえば、「松下電器産業株式会社(現:パナソニック株式会社)」のように書きます。(まつした@人事、労務、法務責任者)

新社名と旧社名の両方を書くのが、読み手への気遣いがあって丁寧です。たとえば、「株式会社○○(現:株式会社△△)」などのように、工夫しましょう。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

履歴書には正確な情報を記載すべきです。ですので、在職していたときの社名を記載して、その後ろに(現:○○株式会社)のように記載するとよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

在籍期間の誤解を生まないように、在籍当時の社名のあとにカッコ書きで現在の社名を併記することが望ましいです。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

社名が変わっていても、入社当時の社名を書くのが基本です。「有限会社〇〇(現 株式会社○○)」のように、過去の社名と現在の社名を併記すると好印象です。(小池@元・職業訓練校職員)

OK理由

履歴書記入時点の情報で記載するので、新しい社名で書くようにします。旧社名を書いておいたほうがいい場合は、カッコ書きで新しい社名のあとに書きましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

新しい社名だけ書いておけば良いです。念のため、カッコ書きで旧社名を書いておくと確実です。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

20.交通事故やスピード違反などの行政罰は「賞罰」欄に書かなくてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

OK理由

私はこれまで10年以上、5,000名を超える多くの履歴書を見てきましたが、記載している人は誰1人としていませんでした。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

賞罰欄は、アピールポイントになる要素のみの記載のほうがいいため、行政罰は書く必要はありません。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

スピード違反をわざわざ自己申告している履歴書は見たことがないので、書かなくてもよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

前科がつく刑事罰でなければ、あえて記載する必要はありません。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

賞罰欄にあえて交通事故やスピード違反などを記載するメリットは全くありません。応募職種に関係している場合、面接で聞かれたら正直に答えてください。(小池@元・職業訓練校職員)

一般的には刑事罰がある場合に書いておけばよいので、交通事故やスピード違反の場合は書かなくてもOKです。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

賞罰は刑事罰を記載しますが、特に決まりはありません。スピード違反であれば、通常は記載しなくてもいいでしょう。ですが、自動車運転が伴う仕事への応募であれば、重要な交通違反歴は記載すべきだと思います。(まつした@人事、労務、法務責任者)

21.希望給与額を具体的に書いてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

雇用形態によります。年俸制であれば希望額を提示したほうがいいですが、一般的には「貴社の規程に準じます」と記載したほうが無難です。(まつした@人事、労務、法務責任者)

募集要項に記載されている給与枠から大きく外れていなければ問題ないですが、あまりに高い希望だと敬遠されてしまうことがあるので、記載する場合は注意しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

自分にとって給与額が譲れない点なら、書いておくと話が早いです。ただ、額によって書類で落とされる可能性はあるので、優先順位で判断してください。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

応募時に記載されている給与は人事制度上の規程のため、個別で対応することは難しいので、希望額になる可能性は少ないです。そして、いい印象にならないので、書かないほうが賢明です。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

履歴書に具体的な金額まで書くと印象が良くないので、希望額がある場合は面接のときに口頭で伝えるのがベターです。(澤井@元・人材コーディネーター)

応募時点で狸の皮算用をしていると思われては、マイナスの印象にしかなりません。記入欄がある場合は、空白にしないために「貴社規定に従います」と書いてください。(小池@元・職業訓練校職員)

OK理由

希望金額が絶対条件であるなら、書いてもOKです。ただし、希望金額によっては自ら書類選考通過のハードルを高くしてしまう恐れがあることも、忘れずに。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

22.試用期間で退職した場合、書かなくてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

試用期間であっても雇用契約を交わして従事するので、職歴に記載します。(まつした@人事、労務、法務責任者)

試用期間内でも、社会保険に加入していると入社した履歴として残ります。経歴詐称を疑われるため、必ず書きましょう。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

試用期間でも雇用されたことになるため、入社と退職を書く必要があります。退職理由については「試用期間満了のため」と記載します。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

試用期間であっても勤務したことは事実なので、書くべきです。履歴書は事実に忠実に記載しましょう。(澤井@元・人材コーディネーター)

基本的には全ての職歴を記載しますので、試用期間でも記載しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

試用期間であっても職歴なので書いてください。職歴はもれなく書くのが基本です。(小池@元・職業訓練校職員)

試用期間で退職した場合も、書く必要があります。入社年月と退社年月を明記してください。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

23.趣味が特にない場合、趣味欄は「特になし」と書いてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

「特になし」は好奇心が乏しいと思われますのでNGです。以前は、趣味がない場合、「読書」と書くのが一般的でした。今であれば、「ネットサーフィン」「ネット動画観賞」でもよいかもしれません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

趣味は何でも構いませんので、少しでもアピールできることがあれば一般的な趣味にこだわらず、書くようにしましょう。「特になし」と書くと、採用担当に冷たい印象を与えてしまいます。
(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

採用担当者に自分の人柄を知ってもらうためにも、何かしら記載したほうがよいです。そのほうが面接のときの会話も広がりますし、「自分を知ってもらいたい」という熱意も伝わります。(澤井@元・人材コーディネーター)

「特になし」は、もっともやる気が伝わらない文言です。趣味ではなくても、好きなことや得意なことを書くことで人となりや性格が伝わって、面接で話も広がります。(小池@元・職業訓練校職員)

趣味欄に「特になし」と書かれていると、好奇心がない人だと思われる可能性が高くなります。読書や音楽鑑賞など、なんでもいいので書いておくとよいです。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

「特になし」でも大きな影響はないですが、「音楽鑑賞」「ネットサーフィン」「読書」など、無難なものを書いておいて、その趣味について聞かれたときの答えを用意しておくほうがよいです。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

空欄よりはマシですが、自分の性格や特性を伝える項目なので、具体的に書くほうが望ましいです。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

24.派遣社員歴が長くてすべて書ききれない場合、別紙をつけてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

「別紙参照」として別紙を付けることはNGではありませんが、職務経歴書と重複になるようなら、「職務経歴書参照」としたほうがシンプルで採用担当へも親切です。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

別紙を付けてもかまいませんが、突然別紙が付いていると担当者に伝わらずに読まれない可能性もあります。職歴欄には、派遣元と、「派遣先は別紙参照」のように記載してください。(小池@元・職業訓練校職員)

別紙を付けても問題ありませんが、職務経歴書も提出するなら、職務経歴書で書くほうがスムーズです。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

履歴書に書ききれない場合は、その中でも長期の分のみを、書ける範囲で書くようにします。他を含む全てについては、職務経歴書に書くようにします。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

履歴書は1枚にまとめたほうがよいです。履歴書には派遣元だけを記載して、職務経歴書に詳細を書くようにするとよいでしょう。(澤井@元・人材コーディネーター)

OK理由

履歴書にすべて記入できない場合は、「職務経歴書(別紙)を参照のこと」と明記して、別紙対応で問題ありません。(まつした@人事、労務、法務責任者)

職務経歴書で補足しましょう。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

25.履歴書をメールで添付する場合、写真は貼り付けなくてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

メールで応募する場合も、履歴書には顔写真を貼り付けます。写真を貼り付けなくてよいのは、応募先が不要であると伝えてきた場合だけにしましょう。(まつした@人事、労務、法務責任者)

メールであっても履歴書です。履歴書は写真付きではじめて履歴書になると考えてください。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

データでの提出であっても、履歴書への写真添付は必須です。写真データを履歴書の写真欄に配置して、提出しましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

履歴書には写真を貼り付けるのが原則なので、メールで提出する場合でも写真は貼り付けたほうがよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

たとえメールで添付だとしても、写真は貼り付けるのが基本です。急遽、採用試験当日に履歴書の持参を求められることもあるので、メールと実態が違うとマイナスの印象を与えてしまいます。(小池@元・職業訓練校職員)

写真欄があるなら、添付の必要があります。データで履歴書の提出を求める企業の場合、写真を添付できるITスキルがあるか、チェックの意味合いを含む場合があります。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

企業によって必須としない場合もありますが、添付しておくと無難でしょう。指定フォーマットに添付箇所がある場合や、写真添付の条件がある場合は必ず添付してください。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

26.短期間の職歴なら書かなくてもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

短期間であっても雇用契約を交わした仕事や、契約を交わしたことに相当する仕事であれば記載します。(まつした@人事、労務、法務責任者)

短期間の職歴でも、未記入だと、その期間は空白期間と解釈されます。「空白期間はなるべく作らないのが良い履歴書」という原則に基づいて、NGです。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

基本的には全ての職歴を記載する必要があります。また、記載しないと空白期間となって印象が良くありませんので、正直に記載しましょう。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

職歴はそれまでの経歴をもれなく書くのが基本です。また、ブランクはマイナスの印象となってしまうので、短期間でも書いてください。(小池@元・職業訓練校職員)

正式な書類ですので、短期間の職歴でも記入の必要があります。 (にひら@人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

短期間でも履歴書に書く必要がありますが、短期間の職歴が「多い」場合は、省くことも可能です。空白期間ができるデメリットも理解して判断しましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

1ヶ月未満の超短期であれば書かなくてもよいですが、1ヶ月以上在職したなら、書いたほうがよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

27.パソコンで作成してもOK?

回答者 回答
まつした(人事、労務、法務責任者)
仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
澤井(元・人材コーディネーター)
成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
小池(元・職業訓練校職員)
にひら(人事&キャリアコンサルタント)

△の理由

応募先企業の業種(IT企業など)によってはパソコンで作成してもよいですが、できるだけ手書きのほうが印象がよいです。(澤井@元・人材コーディネーター)

履歴書は手書きが一般的ですが、応募職種によってはパソコンのスキルをアピールする良いツールでもあります。ただし、履歴書にとって一般的な項目は全て設けてください。(小池@元・職業訓練校職員)

相手先の企業によります。先進的な企業でしたらパソコン作成で全く問題ありませんが、手書きでないと「やる気がない」と判断する企業もあります。(にひら@人事&キャリアコンサルタント)

NG理由

手書きを基本にしましょう。手書きから人柄が伝わりますし、時間をかけることで、入社への熱意を伝えることができます。ただ、履歴書の様式をパソコンで自作するのはOKです。(まつした@人事、労務、法務責任者)

パソコンで作成すると志望順位が低いと思われるため、履歴書は手書きで書くようにしましょう。(すみおか@元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)

OK理由

特に手書きを指定されていない限り、パソコンで作成した履歴書でもOKです。(仲森@元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)

メールでの履歴書送付も増えていますので、特に指定がなければパソコンで作成してもOKです。(成瀬@人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)

あなたのご意見をお聞かせください。

コメントを書く

この記事へのコメントはありません。