転職フェアの服装はビジネススーツを着ていくべき?

今回は「転職フェアの服装に迷っている」という悩みにお答えします。

転職フェアに行くのは初めてで、何を着ていこうか悩んでいます。友人からは「軽い面接を兼ねている企業もあるから、『服装自由』と書いてあってもスーツで行ったほうがいいよ」と勧められました。

ですが、私が持っているスーツは、大学4年の就職活動のときに購入した黒無地のリクルートスーツだけです。久々に試着してみたのですが、顔だけ老けた学生って感じで違和感がありました。

転職の面接が始まるまでには、ビジネススーツを新しく買おうとは思っています。でも、まだ転職活動を始めたばかりなので、買うのはもう少し先になりそうです。

転職フェアに着ていくために、急いでビジネススーツを新調すべきですか?とりあえず就活時のリクルートスーツで問題ないでしょうか?それとも、「服装自由」のとおり、オフィスカジュアルな私服でも大丈夫なのでしょうか?

[相談者:28歳女性/離職中/転職1回目]

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回答1:勝負はすでに始まっている。各服装のOK・NG判断と、その理由


人事、労務、法務責任者・まつしたです。「服装自由」とは、「私服で来なさい」と言っているのではありません。「何を着て行くかの制限はない」という意味なので、どんな服装で行くのかは参加者次第です。

ただし、転職を真剣に考えているのであれば、服装はとても重要です。企業ブースにいるのは、当然、採用担当者です。フェアに参加した人の中から、「いい人はいないだろうか」と、常に目を光らせています。

よって、よい印象を与えるためには、服装はもちろん、髪型、ネイル、アクセサリーといった身だしなみに気を使う必要があります。ご友人のアドバイスにあるように、私も「原則、ビジネススーツで参加するべき」と考えます。

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それでは、今回、候補に上がっている3つの服装について考察してみましょう。

1.リクルートスーツ……NG

28歳でしたら、もう立派な社会人です。その社会人がリクルートスーツを着ているのを見ると、採用担当者は違和感を抱きます。というのも、「社会人が着るスーツは、ビジネススーツでしょ」という先入観があるからです。つまり、常識を疑われてしまいます。

2.ビジネススーツ……OK

転職フェアに参加する多くの企業の採用担当者は、ビジネススーツで対応しています。営業の仕事をした人ならわかると思いますが、得意先を訪問する際に、相手企業に服装を合わせるのは常識です。相手がノーネクタイの場合、自分もノーネクタイにするといった感じです。

なので、「企業担当者の服装に合わせるべき」というのが、原則、ビジネススーツで参加するべきだと考える一番の理由です。

3.オフィスカジュアル……ケースバイケース

実際のところ、最近の職場はオフィスカジュアルが増えています。特に、外資系やIT系、新興企業です。このような会社や自由な発想を重んじる社風の会社を転職先に考えているのであれば、オフィスカジュアルで勝負するのもアリです。

「スーツなんて没個性」「常識的な人はウチにはいらない」と考えている採用担当者と価値観を一致させることができます。

以上のように、企業側は「少しでもいい人に来てほしい」と考えています。費用をかけて転職フェアに参加していて、笑顔の対応の裏では常に見定めを行ないながら、採用担当者はあなたを見ています。

勝負は転職フェアのときから始まっているのです。真剣に転職を考えているのであれば、ビジネススーツを着て行くべきです。

回答2:ビジネススーツで第一印象を良くするチャンス!


元・職業訓練校勤務の小池です。転職フェアでは「服装が自由」と書いてあっても、参加するほとんどの人がビジネススーツを着ています。もちろん、中にはオフィスカジュアルなどの違った服装で参加する人もいますが、多くの人がスーツを着ている中で違う服装をあえて選ぶメリットはほとんどありません。

「転職フェア」という名前によってイベントのような軽いイメージが先行していますが、ブースを取っている企業は採用選考の序章として参加している企業もたくさんあるからです。なので、すぐにビジネススーツを準備することをおすすめします!

それに、転職活動をすでに始めているのに、まだビジネススーツを準備していないのでは、急な面接に対応できません。企業によっては、「履歴書を持参して面接に来てください」というところもあるので、スーツの準備は早いに越したことはありません。

ビジネススーツは転職活動の基本でもありますし、転職フェアにおいては、やる気や誠実さをアピールして第一印象を良くするのに最適なアイテムでもあります。

ビジネススーツだけでなくて、バッグや靴なども汚れやくたびれが無いように気を配って、見た目からも熱意を伝えるチャンスです。

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逆に、第一印象が良くなければ、覆すことはとても難しくなってしまいます。

つまり、ビジネススーツやビジネス小物に気を配れば、やる気のある見た目から、ブースにいる採用担当者や社員の第一印象を良くすることができます。すぐにでもビジネススーツを準備して、転職フェアに臨んでください。

回答3:転職フェアに企業側の立場で参加した私が感じた印象


人材サービス業務歴20年以上の勝山です。はじめに結論をお伝えすると、自分に合ったビジネススーツをおすすめします。

転職フェアは、たくさんの企業が集まります。Web上では出会えないような中途採用情報や、企業担当者の声を直接聞くことができるので、転職を考えている人にはとても良い機会です。

また、企業ブースでは、採用担当者とマンツーマンで面談することもあります。会話形式で話を進めることで、一次面接を兼ねている場合もあります。面談で応募の意思が固まれば、その場で次の面接に進む場合もありますし、後日直接オファーをもらうこともあります。

いわば、転職フェアは、企業と転職希望者が出会う「お見合い」の場です。お見合いの場に、「気軽にたくさんの人に来場してほしい」という思いから、「服装自由」となっていることが多いです。

ですが、実際には多くの人がスーツ着用で来場しています。身だしなみやマナーも評価基準のひとつととらえて、「転職活動」に適した服装を心掛けているからです。出会いの場では、やはり第一印象が大切です。

私服の場合は、企業担当者の年代や好みによって印象が違うだけでなくて、周りの来場者と比べて、どこか引け目を感じて積極的に活動できないかもしれません。

ちなみに、私は転職フェアに人材をスカウトする企業側の立場で参加したことがあります。「ひとりでも多くの求職者と接したい」と思っていたので、転職意欲を感じる人にこちらから声をかけるなど積極的にアプローチをしました。

そのとき、スーツの人のほうが「転職をするために来ました」というアピールが伝わって、良い印象を持ちました。

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以上の理由から、ぜひスーツ着用で参加することをおすすめします。できれば、自分に合ったビジネススーツが良いですが、準備が間に合わない場合は、リクルートスーツのインナーに変化をつけてください。

白シャツではなくて、淡い色味のあるものやカットソーに変えれば、学生時とは違って雰囲気も明るくなって、印象も良くなるはずです。

回答4:採用担当者の視点で言うと「急いでスーツを新調すべき」


元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザーの仲森です。結論から言うと、ただちにスーツを新調して転職フェアに参加するのが、最も賢い行動です。

スーツ自体は高級品である必要はありません。街のスーツ量販店で一式揃えれば充分です。もし、翌日に転職フェアが開催されるのであれば、午前中にお店に行って、新しいスーツで午後からフェアに参加することをおすすめします。

俗に言う「雰囲気の良い会社」や「働きやすい職場」は、おのずと応募者も増えます。数多い応募者の中で書類選考や面接を勝ち進んで、内定に至るまで、「第一印象」はとても重要で、服装は第一印象に影響を与える大事なポイントの1つです。

もし、お持ちのスーツに違和感を感じるなら、それは自分だけでなくて、採用担当者も同じです。むしろ、学生のリクルートスーツ姿見慣れている分、もっと強い違和感を覚えます。

オフィスカジュアルの場合も同様です。フェアに参加する来場者のほとんどはスーツです。そんな中で、オフィスカジュアルで参加して担当者と話をしても、「本気度」は伝わりません。

転職フェアで「面接に進みたい」と思う企業が見つけられたとしても、採用担当者からの第一印象が悪かったら、特別な資格や経験が無い限り、不採用になってしまいます。服装の良し悪しで、わざわざハードルを上げてしまう可能性があるのです。

私の話は大袈裟に聞こえるかもしれませんが、転職フェアの時点で選考を始めているのが採用担当者の視点です。面接が始まるまでに新しいスーツを用意するつもりなら、前倒しで用意しておくべきです。先送りせずにスーツを新調して、本気度を伝えてください!

回答5:「服装自由」の派遣登録の面談をして、私が気付いたこと


元・人材コーディネーターの澤井です。初めての転職活動、わからないことだらけで戸惑いますよね。

いずれビジネススーツを買おうと思っているのなら、私でしたら、転職フェアに間に合うように購入します。もし、転職フェアに間に合わせるのが難しければ、就活時のリクルートスーツを着ていきます。どちらにしてもスーツを着ていきますね。

理由はシンプルで、スーツのほうが印象が良いからです。「服装自由」と書いてあるのでしたら、「オフィスカジュアルな服装がNG」というわけではないと思いますが、採用担当者とファーストコンタクトを取る場になるので、気合いを入れて行って損はしません。

私が人材コーディネーターとして派遣登録の面談をしていたときも、「服装は自由です」とお伝えしていました。これは言葉のとおりの意味で、派遣登録に来る人を試しているわけではなくて、本当に私服で問題ありませんでした。

ですが、それまできちんと仕事をしてきた人は、圧倒的にスーツで来る人が多かったです。たかが派遣登録ですが、やはりスーツで来てもらえると印象が良いですし、記憶にも残りました。

年齢的にリクルートスーツだと違和感があるようですが、インナーをシャツではなくてVネックカットソーにするだけで、ぐっと大人っぽい印象になりますよ。よほど個性を求められる業種・職種ではない限り、ヘアスタイルやメイクは控えめにするのがベストです。

ということで、第一印象をよりよいものにするためにも、転職フェアにはスーツを着ていくことをおすすめします。

回答6:ビジネススーツを着て、55%の影響力を最低限に抑える


臨床心理士の佐藤です。いずれビジネススーツを買うつもりがあるのなら、転職フェアの段階で着ることができるように用意しておくのが無難でしょう。

心理学では「メラビアンの法則」によって、人の第一印象を決める要素がまとめられています。メラビアンの法則によると、人の印象に影響を与えるのは、

  1. 言語情報(話す内容)・・・7%
  2. 聴覚情報(声の調子)・・・38%
  3. 視覚情報(見た目)・・・55%

です。この3要素がバランスよく整っていることが、良い印象を与えるために必要なのです。

例えば、「仕事ができそう」な印象を与えたいときに、話す内容がしっかりしていても、声が小さすぎて聞き取れなかったり、Tシャツ・短パンというビジネスにそぐわない服装だったりすると、声と服装の情報の影響のほうが大きいので、印象は悪くなってしまいます。

相手のことがよくわかっていれば、相手に合わせた服装を選ぶことができます。でも、転職フェアで出会う人たちのことはまだわかりませんよね。だからこそ、視覚情報はビジネススーツによって最低限に抑えた上で、言語情報や聴覚情報を際立たせるのが心理学的にも良い方法だと言えます。

スーツは周りのみんなと同じように見えるかもしれません。でも、みんな同じに見えるからこそ、着こなしや清潔感、話す内容、話し方など、本当に自分が持っている力を見せることができるのです。

逆に、オフィスカジュアルはハイリスク・ハイリターンの賭けになってしまいます。
55%の好印象を与えることができる可能性もありますが、55%の悪印象を背負った上で話をしなければならない可能性も持っているのです。

まとめると、ビジネススーツで参加することで、変に視覚情報(見た目)に左右されず、転職したい企業に伝えたい情報だけを伝えられます。服装の準備は面接に向けて自分でできる環境づくりです。転職の第一歩だからこそ、自分に合ったビジネススーツを用意しましょう。

回答7:情報収集のみなら服装自由でOK。選考を意識するならスーツ


人事&キャリアコンサルタント・にひらです。「服装自由」と書かれていると、逆に悩んでしまいますよね。まずは、「何のために転職フェアに行くのか」を考えてみてください。目的や状況は、例えば以下が挙げられます。

  • 情報収集のみをしたい
  • 転職活動を進めたくて、良い企業があったら選考に進みたい
  • 選考に進みたい業界も決まっている

情報収集のみでしたら、特にビジネススーツを着る必要はありません。話を聞きたいだけなら、企業側への印象も関係がないので、自由な服装で問題ないでしょう。

ですが、現実的に転職や選考を意識しているのでしたら、よく考えたほうが良いです。もし、転職しようと思っている業界がスーツを着ることが必要な堅い業界や会社の場合、「私服でブースを訪れた人を選考担当者がどう思うか」を考えてみてください。プラスの印象は与えられないと思います。

時間と場所と場合に応じて行動する「TPO」という言葉がありますが、転職フェアに行くにあたって、ご自身のシチュエーションは何に当たるかを考えてみてください。「面接」と意識するのか、話を聞くだけなのか。シチュエーションにふさわしい服装を考えて決めることをおすすめします。

3行まとめ:転職フェアにビジネススーツを着ていくべき理由

  • 採用担当者はすでに選考を始めているから
  • 転職意欲や誠実さがアピールできて、第一印象が良くなるから
  • 実際にスーツの参加者が多くて、私服は浮いたり、賭けになりかねない
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