ブラック企業の見分け方~こんな特徴の会社には転職するな

「転職したいけど、ブラック企業には入社したくない」「入社前にブラック企業かどうか見分ける方法ってないの?」と思っていませんか?

株式会社グローバルウェイが運営する「キャリコネニュース」に、次のような記事が掲載されていました。


ブラック企業を見分けるポイント「やたら女性・若手積極採用をアピール」「面接で質疑応答なし」

女性、若手社員積極採用をやたらアピールするのは、離職率が高く、社員が育たないことの裏返し

求人票に『エリート候補としてスタートし、あなたの夢を叶えましょう!』など、やたらとスケールの大きいことが書いてある

面接で会って早々上から目線

(引用:ブラック企業を見分けるポイント「やたら女性・若手積極採用をアピール」「面接で質疑応答なし」 | キャリコネニュース (2019/09/27閲覧)


実は、ブラック起業は求人内容や面接で見抜く以外にも、厚生労働省が公表しているブラック企業リストや、社内の特徴で見抜くことができます。

そこで、このページでは、

  1. 元・人材コーディネーター
  2. 元・職業訓練校職員
  3. 人事労務&キャリアカウンセラー

といったブラック企業の実情に知見のある3名が、ブラック企業の見分け方について、次のような内容で見解を述べていきます。

この見解をすべて読めば、うっかりブラック企業に転職することなく、ホワイト企業への転職ができるようになるはずです。

それでは、見解をじっくりとお読みください。

見解1:求人広告でブラック企業かどうか見分ける2つのポイント

回答者澤井(元・人材コーディネーター)
転職回数:4回


ブラック企業かどうか見分ける方法として、求人広告で見抜くポイントが2つあります。

1.甘い言葉を並べている求人

見分けるポイント1つめは、キャリコネニュースの記事にあるように、甘い言葉を並べている求人です。「入社2年目で年収1,000万円も可能!」とか、「未経験OK!1年後には幹部候補生に」と書いてある求人は、一見とても魅力的に見えます。

ですが、冷静に考えてみてください。

すでに年収1,000万円相当のキャリアがあるのならまだしも、今まで年収400万円だった人が転職して2年目で年収1,000万円は現実的ではありません。また、「1年後に幹部候補生になれる」ということは、1年以上勤続している社員が少ないからです。

ちなみに、私は人材コーディネーターとして働いていたときに、求人広告を毎週作成していました。求人広告に載せる文章は、次のように必ずポジティブな表現に変換していました。

例1

残業が多い

いろいろな業務に携わることができてやりがいを感じられます!

例2

ノルマがある

頑張れば頑張った分だけ収入アップ!

求人広告にわざわざデメリットを書く会社はないので、求人広告のPR文だけ見て入社したいかどうかを決めないほうがよいと思います。

2.何度も見かける求人

見分けるポイント2つめは、何度も見かける求人です。1~2ヶ月前と全く同じ内容の求人を出していて、それが何回も続くということは、「離職率が高い」ということです。

人材コーディネーターとして働いていたとき、求人情報を毎日チェックしていたのですが、「あぁ、またこの会社ね・・・」という常連の会社がありました。

このような常連企業を見分けるためにも、転職を意識し始めたら定期的に求人情報に目を通すことをおすすめします。ハローワークの求人を見るときも、「増員」なのか、「欠員補充」なのかは確認しておくとよいでしょう。

このように、求人広告の見方を工夫することで、ブラック企業かどうか見当をつけることができます。ただし、あくまでも「見当をつける」程度にとどめて、先入観で決めつけないように心がけてください。

見解2:ブラック企業情報は厚生労働省が公表している

回答者小池(元・職業訓練校職員)
転職回数:2回


今回のキャリコネニュースのブラック企業を見分けるポイントは、どれも「確かに!」と思うことが書かれていました。

私が職業訓練校で受講生に求人を勧めていたときも、

  1. 求人票に具体的なことが記載されていない
  2. おいしい話過ぎて裏がありそう

と判断した求人は紹介するのを避けていました。この2つに気をつけるだけでも、就職後に「ブラックだった」と言われたことはありませんでした。

でも、求人票だけでは見抜けにくいブラック企業もたくさんあるので、インターネットも駆使して多くの情報を得たほうが身のためです。

たとえば、ブラック企業は辞める人も多いので、ネット上の口コミや掲示板に元社員による「企業の悪い噂」は書き込まれやすいです。

  • その会社で嫌だったこと
  • 納得いかなかったこと
  • 意志に反して強制させられたこと

など、ネガティブな口コミはポジティブな口コミよりも多く出回ります。

ただ、全て個人の感想や体験ですし、悪意のある書き込みもあるので精査が必要です。そこで有力な情報としておすすめなのが、厚生労働省が発表している「労働基準関係法令違反に係る公表事案」です。

厚生労働省の「長時間労働削減に向けた取組 」というページに最新の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」が載っています。

労働基準関係法令違反に係る公表事案

これは通称「ブラック企業リスト」と呼ばれていて、企業名や所在地、法令違反の概要が具体的に載っているのでわかりやすいです。

また、企業口コミサイトでは、複数の企業口コミサイトで、違う時期に、複数の投稿者が同じような内容の不満を書き込んで場合は、情報の信ぴょう性が高いです。悪意を持った同一人物の嘘の口コミに踊らされなくなります。

というわけで、ブラック企業は求人情報の他にも、厚生労働省が公表している「ブラック企業リスト」や複数の企業口コミサイトを使って見抜くことができます。


見解3:ワンマン経営や社員を大切にしていない会社を見分ける方法

回答者中川(人事労務&キャリアカウンセラー
転職回数:1回


キャリコネニュースの記事のように、求人広告や面接時の内容からブラック企業と判断できるケースも多いです。さらに、社内の様子から判断することも可能です。

以前、私がコンサルティング会社に勤めていたころ、ブラック企業と噂される会社に何社か訪問したことがあります。

社内を見渡して共通していた特徴としては、

ブラック企業と噂される会社の共通点
  1. 社長の私物が多くて、社内に堂々と置かれている
  2. 社長室が従業員の仕事場と比較してやけに広い
  3. 社内の雰囲気が極端に暗い
  4. 節電のためとはいえ、明らかに照明が暗い
  5. 観葉植物が枯れている

などです。1~3はワンマン経営の会社に、4と5は社員を大事にしていなくて、目先の経費削減に力を入れている会社に多く見受けられます。

もちろん、上記の特徴すべてに該当したからといって、必ずしもブラック企業とはなりません。ですが、拘束時間やサービス残業時間が多かったり、業務内容と給料が見合わないブラック企業である傾向が高いので、注意したほうが良いと思います。

実際に、これらの企業のコンサルティングの際に、社員の人から「うちはブラック企業だと思う」という話を聞くことがありました。

というわけで、ブラック企業かどうかは、社内をよく観察することで見抜くこともできます。社長室のチェックは難しいかもしれませんが、面接を受けた際は社内の様子や雰囲気を注意深く見ておくとよいです。


以上「ブラック企業の見分け方~こんな特徴の会社には転職するな」の見解でした。

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