このたび、シゴトアンサーでは営業職(営業マン・女性営業ウーマン)の人に、「営業職あるある」アンケートを実施しました。
シゴトアンサー編集長も営業畑出身ですので、特に「あるあるー!」と思ったものを30個厳選してピックアップしてみました。共感できるあるあるがないか、探してみてください。
1.契約が取れなかったときは妄想ストーリーで報告しがち
営業をしていると、契約を取るのが正義です。契約を取れたかどうかを毎日上司に報告するのですが、契約が取れなかったときの言い訳を考えておかないと、激しく罵倒されるため、最もらしい言い訳を常に考えています。頭の中で勝手に顧客との取引成立ストーリーを作って報告しています。
2.営業成績は小出しに報告して成績を良く見せがち
営業成績は、毎月締められて発表されます。当然、営業成績が悪いと上司から叱責されるため、毎月コンスタントに成績を残すほうが良いです。なので、実績化している営業成績を小出しに報告して、毎月の営業成績を操作して良く見せています。
3.ノルマを意識し過ぎて一方的に話しがち
新規開拓で見込み客を増やそうと躍起になっていた新人時代のことです。「とにかく商品説明を最後まで聞いてもらわなきゃ!」と思って、相手の警戒心やニーズ、状況を無視して、暗記したトークスクリプトをダラダラと話していました。
もちろん相手はだんだんと不機嫌な態度になって無言になります。当時はそういった相手の変化も怖くて、なおさら喋り続けていました。「嫌われる営業ウーマン」そのものだったと思います。
4.成績ばかりに目がいって顧客の気持ちを忘れがち
ハウスメーカーの営業をしていたとき、特に年度末の3月は上司に営業成績をキツく言われました。そのため、ゆっくり住まいの計画を進めたいお客様にも、こちらの都合で計画を早めさせるトークをしてしまっていました。
あるとき、お客様に、「どうしてあなたの都合で3月に契約しないといけないのですか?」と言われて、はっと我に返りました。
5.女性らしさを武器に営業活動すると彼氏もゲットしがち
競合他社が営業先や取引先の取り合いをしてる中で結果を出すには、担当者の印象に残ったもの勝ちです。営業の際は、あくまでアバズレ感の出ない、あくまでビジネスライクの範囲内で女性らしさをばら撒きながら営業します。すると、「自分の成績」だけでなくて「コンパ」という副産物が生まれます。
気乗りしないコンパのお誘いの場合は、ビジネスパートナーを全面的に押せば問題なしです。おかげで素敵な彼氏ができました!
6.飲食店で他社営業マンと顔見知りになりがち
営業で外回りをしていると、エリアもだいたい決まっているので、お昼ご飯のために通う飲食店で他社の営業マンと一緒になることが多いです。
最初は「あの人も営業マンなんだろうな」という程度で顔も覚えずにその程度で終わりますが、顔を合わせる頻度も増えるごとに「ああ、◯◯会社の営業なんだ」「スケジュール帳を持って電話しているから、アポだな」と興味を持ち始めます。
私もお昼休みでもお客様と電話をするので、相手にも自然と同業であることが伝わります。自然と妙な対抗意識と仲間意識が同時に芽生えてきます。
ある日、販促イベントでいつもの飲食店を利用したことがありました。そのときにもいつも顔を合わせる人に「アンケート、お願いします」とお願いしたら、「いつもここ利用している人ですよね?」と、言われました。「やはり、お互い営業の同じ空気感って伝わっていたんだなぁ」とひしひしと感じました。
7.微妙な時間が空いたら早めに客先に行くか喫茶店に行くか迷いがち
時間が20~30分あいたときに、喫茶店に入るか早く客先に行くかよく迷います。喫茶店は代金が自腹になるけれど、少し休憩できます。一方、客先に早く行けば、相手からの安心感を得られます。いつも迷うことになるのですが、たいていは喫茶店に逃げてしまいます。「喫茶店の代金が経費で落ちないかなぁ」と思います。
8.単独行動の日にサボってツケが回りがち
一人で行動する日は監視の目が無いため、料理教室などの予定を入れてしまうこともあります。自由に時間を使えるのは良いですが、その分もちろんツケが回ってきます。成績が伸び悩むと上司からくどくど小言を言われるため、自業自得だという気持ちに駆られることもあります。
9.出張中はサボる時間を作るために早め早めに行動しがち
出張が決まると、基本的には直行・直帰のスケジューリングをします。どうしても出社してから現地に向かわないといけないときは、国内線でも1時間前には空港へ行けるようにします。新幹線でも30分前には駅へ行けるようにします。駅や空港で携帯ゲームをするためです。
「なんでそんなに早く行くの?」と聞かれたときは、「何かあったら困るから」と言い訳していました。
10.パチンコ屋でサボっているときに電話が鳴ると焦りがち
パチンコ屋でサボっていて、いい感じに玉が出始めたときに会社から電話が鳴って、「えっ、今電話に出たらマズイでしょ(汗)」と焦ります。パチンコの玉は出てほしいし、会社からしても電話は出てほしいと「(玉も会社も)出てほしいけど、出たくない」、そんなダジャレのような気持ちになります。
11.サボっていた場所の臭いが周囲にバレがち
営業仲間数人で、仕事をサボって「潮干狩りに行こう」という話になりました。会社の朝礼だけ出て、用具と着替えを持って出発しました。貝をバケツいっぱい採って大満足したあとに、きれいなスーツに身を包んで、夕方には何食わぬ顔で会社に戻りました。
ですが、周りの社員が「なんか、海みたいな臭いがしない?」と騒ぎ始めました。潮の臭いだけは、取れていませんでした。まさか潮干狩りに行っていたなんて言えないので、知らんぷりしていました。
12.営業後は終業時間までズル賢く時間を潰して直帰しがち
営業で先輩に同行すると、商談が終わっても「今から帰社しても、あと少ししか就業時間が無い」という場面がよくあります。
そんなとき、先輩は「反省の小会議」と称してカフェに寄って時間潰しから「今終わりました」と会社に連絡を入れます。そうすることで、「もう会社に戻っても時間が無いから直帰していいよ」と言わせるのです。この「反省の小会議」を使う先輩がたくさんいました。このずる賢さが営業には必要なのかと、勉強になりました。
13.駐車場で同じように時間を潰している同僚に会いがち
お客様への訪問時間が決まっていて、次の仕事まで時間が空くことが多いです。そんなときは、数時間、屋根があるパチンコ店の駐車場に車を停めておきますが、その際によく同じ会社の社員と遭遇します。やっぱり考えることは同じなんだと思います。
14.少しの仮眠のつもりがガッツリ寝てしまって予定時間ギリギリになりがち
営業職は残業が多くて寝不足気味なことから、昼食を食べ終えた昼下がりは急激な眠気に襲われます。予定までの時間がある場合、ついウトウトしてしまって、少し仮眠を取るつもりが、がっつりと寝てしまい、予定の時間ギリギリになってあたふたすることがあります。
ですが、ウトウトしてしまう気持ちよさと、「予定に遅れてはいけない」という緊張感が相まって、何とも言えない刺激が味わえるのは楽しいです。
15.車で寝ているところを取引相手に見られがち
取引先に予定時間より早く着いてしまったので、車で寝ていました。失敗だったのが、それがお客様の会社敷地内だったことです。誰かが車のドアを閉める音で気がついて起きたのですが、完全に寝ているのを見られてしまいました。
「やばっ!」と思いましたが、「取引する相手ではないだろう」と思いながら取引時間に訪問してみると、取引相手は自分が寝ている姿を見た人でした。第一声で「お疲れのようですね」と言われて、気まずかったのを覚えています。
16.飲み過ぎた次の日は外営業を入れて移動中に仮眠を取りがち
営業職だとお客さんと飲みにいくこともあって、場合によっては二次会・三次会まで付き合うこともあります。そんな次の日は眠くてしょうがないので、「営業に行ってきます」と言いながら、営業は軽くして、移動中や車の中で仮眠を取ってなんとかやり過ごしていました。
17.飲み会の次の日はお得意様へアポを入れてラクしがち
飲み会の次の日はすごく眠いので、アフターフォローや、次の商品の相談など、理由をつけてお得意様にアポイントをとります。お得意様はたいてい親しくなるので、「飲み会の次の日なので、体調が……」と言うと、何か食べ物をくれたり、早く話を終わらせてくれて余った時間を外回りと称してサボれます。
18.取引先を回るごとに出される飲み物で腹が膨れがち
営業で外回りをしていると、様々な取引先と折衝することになって、訪問すると必ずコーヒーやお茶を出されます。なので、1日に何社も訪問を続けると、何杯もコーヒーやお茶を飲むことになって、お腹が膨れてしまいます。午後になると、出された飲み物を飲むのがつらくなるくらいです。
19.接待で飲み食いしすぎてメタボになりがち
私の部署はとにかく接待が多いです。飲むのが好きな人が集まっていることもあって、週3でなにかしらの接待や飲み会があります。ヘルシーな料理を食べるわけではないので、部署のみんながメタボにひっかかっています。
20.取引相手にお酒の強さも仕事として評価されがち
取引をしている会社の人に飲み会によく誘われるのですが、営業として仕事を全うしている姿とお酒の強さを同じ方向軸として評価されます。なので、「もう少し自分の性格や知識的な側面を見てもらいたいな」と思っています。
21.学生時代に運動部だったか質問されがち
「営業担当になる人は学生時代に運動部に所属していた」という認識が強い人が多くて、初めて訪問した会社や担当が変わった先方から、「昔はサッカー部でしたか?」と聞かれることがよくありました。話の種になるので問題ないと思っていましたが、繰り返し質問されるので、定型文のような返ししかできなくなりました。
22.飛び込み営業で門前払いされまくって精神力強くなりがち
飛び込み営業は断られるのが当たり前の世界なので、挨拶をした瞬間に「結構です」と言われたりします。「いや、まだ何も言ってないのに!」と思うこともあります。100軒以上連続で門前払いを食らうときもあるので、精神力が強くなります。
23.お客さんのプロフィールが混同してズレたネタを振りがち
担当顧客数が300人くらいに上っていたときには、手帳に「佐藤さん、50代、メガネ、ゴルフ好き」などと、お客さんの特徴や雑談のネタなどをメモしていました。それでも、担当数が多くなってくると、だんだんごちゃごちゃになってしまいました。
特に「40代のメガネの鈴木さん」など、ありがちなプロフィールの人には、違う鈴木さんが趣味の野球ネタを振ってしまったり、ちょっと下ネタを振ってしまったりして、冷や汗をかきました。
24.プライベートの電話に出るときも社名まで名乗りがち
仕事中に携帯にかかってきた電話には「○○株式会社の○○です」と出ることにしていました。すると、とうとう癖がついてしまって、休日にかかってきた母親からの電話でも社名を名乗ってしまいました。母親もびっくりしたのち、爆笑していました。しかも、何度もやってしまっているので、恥ずかしいです。
25.取引先の商品を半強制的に買わされがち
私は冷凍食品の営業をしていて、取引先はスーパーマーケットでした。スーパーが販売に力を入れているイベントごとに、商品を買わされました。「土用の丑の日」なら「うな重」、「クリスマス」なら「チキン」、「お正月」なら「おせち」というような具合いです。決して強制的に買わせているわけではないように言われます。
中にはメーカーからの注文数を一覧表にする担当者もいました。「A社は○個買ってくれたけど、おたくはどうする?」と言われれば断り切れません。安く売ってくれるならまだしも、だいたいの原価を知っている商品を定価で買わされるのは萎えます。
26.スーツは「いかに外回りで快適に過ごせるか」という基準で選びがち
外回りの営業をしていたので、夏場は汗だく状態で、冬場は凍え死にそうな状態になります。そのため、スーツを新しく買いに行くときは、デザインや値段ではなくて、涼しさ・暖かさのみを基準に選びます。店員さんに「一番涼しいものをください」と言って即決で購入するので、いつも驚かれます。
27.一人で昼食を食べているから何でも一人○○ができるようになりがち
営業同行はたまにしかない職場なので、お昼ご飯は基本的に外で1人で食べています。最初はおしゃれなカフェやレストランを探して入っていましたが、お金もかかるので、だんだん定食屋さんに入るようになりました。
気がつけば、女子なのにラーメン、牛丼、そして、1人焼肉まで余裕になりました。そのスキルはプライベートでも発揮されて、映画も旅行もなんでも一人で完結できるようになっちゃいました。
28.歩合給の自分の給料が多いと夫にライバル視されがち
自分が夫の立場だったら給与の多い月ほど喜ぶのですが、私の夫は私をライバル視しているのか、私のほうが給与が多い月はあまり良い顔をしません。何か言い訳や嫌みじみたこと言わずにはいられないみたいです。
例えば、「今月は俺、有給取ったしな」とか、「いいお客さんに出会えてラッキーだったね」と言ってきます。そういう発言に対して、私は心の中で「男って子供っぽいな~」とあきれています。
29.連絡が途切れていた人にLINEで自社への入社を勧誘しがち
担当地区や担当企業で思うように数字が上がらないと、差し障りのない知人に突然LINEをして、食事に誘ったり、共通の友達の話題などでしばらく連絡をとります。そして、会話の距離が以前のように近くなったら、「今営業をしていて、一緒に働く人を探してるんだけど、どう?」とジワジワを自社への入社を勧誘します。
30.成績が良かった月の翌月は苦労しがち
早めにノルマ達成したり、売り上げが良い月はみんなからチヤホヤされます。仕事も早めに切り上げてたくさん飲みに行って、どうして売れたのかを同僚や後輩にの武勇伝として語ります。
ですが、たいてい翌月の見込み客も前倒しで契約しているため、翌月の成績はすこぶる悪いです。後輩や同僚たちからの冷たい視線、そして上司の罵声は毎回定番でした。
以上、「営業職あるある~営業マン・営業ウーマンにありがちなこと30連発」でした。
- 1.契約が取れなかったときは妄想ストーリーで報告しがち
- 2.営業成績は小出しに報告して成績を良く見せがち
- 3.ノルマを意識し過ぎて一方的に話しがち
- 4.成績ばかりに目がいって顧客の気持ちを忘れがち
- 5.女性らしさを武器に営業活動すると彼氏もゲットしがち
- 6.飲食店で他社営業マンと顔見知りになりがち
- 7.微妙な時間が空いたら早めに客先に行くか喫茶店に行くか迷いがち
- 8.単独行動の日にサボってツケが回りがち
- 9.出張中はサボる時間を作るために早め早めに行動しがち
- 10.パチンコ屋でサボっているときに電話が鳴ると焦りがち
- 11.サボっていた場所の臭いが周囲にバレがち
- 12.営業後は終業時間までズル賢く時間を潰して直帰しがち
- 13.駐車場で同じように時間を潰している同僚に会いがち
- 14.少しの仮眠のつもりがガッツリ寝てしまって予定時間ギリギリになりがち
- 15.車で寝ているところを取引相手に見られがち
- 16.飲み過ぎた次の日は外営業を入れて移動中に仮眠を取りがち
- 17.飲み会の次の日はお得意様へアポを入れてラクしがち
- 18.取引先を回るごとに出される飲み物で腹が膨れがち
- 19.接待で飲み食いしすぎてメタボになりがち
- 20.取引相手にお酒の強さも仕事として評価されがち
- 21.学生時代に運動部だったか質問されがち
- 22.飛び込み営業で門前払いされまくって精神力強くなりがち
- 23.お客さんのプロフィールが混同してズレたネタを振りがち
- 24.プライベートの電話に出るときも社名まで名乗りがち
- 25.取引先の商品を半強制的に買わされがち
- 26.スーツは「いかに外回りで快適に過ごせるか」という基準で選びがち
- 27.一人で昼食を食べているから何でも一人○○ができるようになりがち
- 28.歩合給の自分の給料が多いと夫にライバル視されがち
- 29.連絡が途切れていた人にLINEで自社への入社を勧誘しがち
- 30.成績が良かった月の翌月は苦労しがち
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