挨拶を返してくれない上司でも、部下は自分から挨拶しないといけないの?

今回は「挨拶を無視する上司への対応方法」について、相談にお答えします。

ひと回り年上の男性の上司がいるのですが、機嫌のいい日と悪い日の差が激しいです。入社したてのころは、営業用のニコニコした顔しか見せてきませんでしたが、3ヶ月も経つと機嫌の悪い時の態度も普通に見せてくるようになりました。

機嫌の悪い日は朝から就業時間が終わるまで、1日中無視されます。朝の挨拶や、帰るときの「お先に失礼します」まで完全に無視です。

機嫌が悪い日は声をかけないほうが良いのかと思って、挨拶を避けていたら、「挨拶もできないのか!」と怒鳴られました。その言葉そっくりそのまま返してやりたかったですが、我慢しました。

挨拶を無視する上司にも、部下は自分から挨拶し続けないといけないのでしょうか?こういう気分屋の上司にはどう対応すればいいのでしょうか?

[相談者:29歳女性♀/メガネ販売/中途入社/入社3ヶ月目]

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回答1:自分を守るためにも挨拶は「一応」でもいいからする


臨床心理士の佐藤です。まず、「挨拶し続けなければいけないか?」についてですが、これは「YES」です。挨拶をされなかった上司の心は、事実すらねじ曲げてしまいかねません。

と言うのも、「上司が挨拶をしないから、部下である自分も挨拶をしない」ことは事実なのですが、上司の心は「部下が挨拶をしないから、自分も挨拶をしない!」と思い込むからです。

これは、人には自分に不都合な事実に耐えられずに、理由をつけて周りのせいにする「合理化」という心の働きがあるためです。挨拶をしないだけで上司の不機嫌の標的にされるのは割に合いません。なので、「挨拶は自分を守る呪文」だと思って、「一応、唱えておく」くらいの気持ちで挨拶を続けてください。

挨拶しない上司1

次に、気分屋というのは、甘えん坊さんです。自分の感情を隠さず出せる場面を考えてみてください。家族や恋人、友人などの「甘えが許される関係」に限られていますよね。

つまり、気分屋な上司も、あなたをはじめとした部下に対して甘えているのです。部下の身からすれば迷惑な話ですが、甘えん坊さんだからこそ甘えを満たせば対応できます。

例えば、不機嫌なときに「お疲れのようですので、どうぞ」と声をかけて、上司が好きなお菓子やお茶などを差し出して、ねぎらうだけでもいいのです。また、機嫌がいいときでも「今日はなんだか楽しそうですね!いいことでもあったんですか?」と質問してみるのも良いです。

甘えん坊さんには、「ちゃんと見ていること」をアピールすることが大切です。甘えん坊な子どもが「見て見て!」と言うのに対して、親が「すごいね~」と褒めてあげるのと同じことなのです。

ということで、無視されてまで挨拶したくない気持ちは当然のことですが、自分を守るためにも挨拶はしてください。そして、普段から声掛けをして、「ちゃんと見てますよ」アピールをするのがおすすめです。

回答2:挨拶をし続けることで、上司への好感度はアップする


人事&キャリアコンサルタント・にひらです。機嫌の良い日と悪い日の差がある上司、対応にとても悩みますよね。

まず、挨拶ですが、無視をされても挨拶し続けるのがよいです。なぜなら、挨拶は「あなたのことを私は気にかけています、興味があります」というメッセージを伝えることができるので、上司からの信頼を勝ち得るきっかけになる可能性が高いからです。

人の欲求の中でも「精神面で一番大きい」と言われているのが、相手に自分を認めてほしい欲求である「承認欲求」です。「機嫌が悪い」ことを周りにわかるように外に出す人は、「機嫌が悪いことを周りに知ってもらいたい」という欲求があるのです。

そのため、挨拶をしないと、「あなた(上司)の機嫌が悪くても私には関係ありません」というメッセージにとられかねません。逆に、どんなに機嫌が悪くても、「あなたに関心があります。気にかけています」と伝えてくれる人を、相手(上司)は邪険にできないのです。

「機嫌の悪いときに相談しに行く」となると、なかなかハードルが高いですが、挨拶は一言かけるだけで相手に好意を伝えられる便利な手段です。「2秒で好感度アップ!」といった気軽な気持ちで続けてみてください。

次に、気分屋の上司への対応方法ですが、2つご紹介します。

1.上司の気分に左右されないこと

気分屋の人は、様々な要因で不機嫌になります。あなたに全く関係のないことで怒っている可能性のほうが高いです。それに対してビクビクと気を使いすぎるのは、時間がもったいないです。「上司が怒っていようと、私のせいではない」と、心での中で唱えて、自分のペースで過ごしてください。

2.随所で好意を伝えること

気分屋の人は承認欲求が高い人が多いので、承認欲求を満たしてくれる相手に対しては寛容になる傾向にあります。

話しかけやすいタイミングでいいので、相手の尊敬している点や、「こんなところを見習いたいので教えてほしい」といった話をしてみてください。そうすることで、「機嫌が悪い時もあなたにだけは優しい」といった変化がみられるかもしれません。

以上のように、挨拶をして上司の承認欲求を満たしつつ、上司の機嫌に引きずられすぎないように過ごしてください。

回答3:「挨拶してくれなくてもいいですよ」と余裕を持つ


元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザーの仲森です。「気分屋な上司(先輩)とどう上手く接するか?」これは社会人として成長していくうえで、早い段階で必ず直面する課題の一つです。

どんな職場にも、機嫌の良し悪しをそのまま周囲にぶつけてしまう上司はいますよね。だからと言って、そんな上司と同じ目線で行動してはいけません。

挨拶を無視されたり、良かれと思って挨拶しなかったら怒鳴られたりして、不快な気持ちになるのはわかります。ですが、不快だからと挨拶を止めてしまっては、気分屋な上司とやってることは同じになってしまいます。

上司の変化を求めたい気持ちもわかりますが、変えられるのは自分の思考と行動だけです。気分屋の上司には、良い意味で過度な期待をしないで、「挨拶してくれなくても良いけど、挨拶してくれたらとても嬉しい」といったスタンスで、他の職場の人たちと変わらない態度で接してみてください。

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ということで、上司の機嫌に振り回されて一喜一憂して、本来やるべき仕事のエネルギーを消耗してしまったら、もったいないです。「あ、今日は挨拶返してくれない日だな(棒読み)」くらいの気持ちでやり過ごしてください。

回答4:挨拶は周りの人からの評価を上げてくれる力を持っている


人事、労務、法務責任者・まつしたです。上司には、「部下を育成する」という大切な役目があるのですが、上司の立場を忘れてしまっているようですね。自分の機嫌で挨拶はおろか、無視までするというのは、社会人としてもありえない態度です。

確かに挨拶をしない人に対して挨拶をし続けるのは面白くないですが、仮に挨拶をやめてしまったら、その上司と同類だと思われてしまいます。仕事は、自分ひとりではできないものです。必ず誰かと関わりがあって、コミュニケーションを取らないとできません。

メガネ販売のお仕事であれば、メガネフレームの仕入先と交渉したり、レンズを作るエンジニアにお客様の要望を伝えたりすることもありますよね。そんなとき、普段から挨拶をしている相手のほうが、やりやすいと感じませんか?

「今度、入社してきた人はしっかり挨拶ができる人だね」
「一生懸命さが伝わるから仕事をして気持ちいい」

挨拶をすることを悪く言う人はいません。たかが挨拶かもしれませんが、仕事を円滑に進めるだけではなくて、周りからの評価を上げる強い味方になってくれる「魔法の言葉」としての力を持っているのです。

なので、「嫌な上司だから」とか「自分が部下だから」という視点ではなくて、「自分は挨拶の大切さを理解する人」というスタンスで、気持ちのいい挨拶を心がけてみてください。周りの人は見てくれていますよ。

回答5:上司の機嫌に関係なく、自分のために挨拶をする


元・海外支店長&経営企画室室長・ひさしげです。「挨拶をしたほうが良いか?無視したほうが良いか?」の答えは、非常にシンプルです。無視よりも挨拶したほうが良いに決まっています。

おそらく、心の中ではその答えには気が付いているものの、「何か納得がいかない」という気持ちがある状況だと思います。

ここで、核心に迫ります。機嫌が悪い日に挨拶をしなかったのは、本当に「上司に良かれと思って」なのか、考えてみてください。相談内容からは「私が挨拶をしてやってるのに・・・」という態度が見え隠れしました。

なので、上司の目から見れば、「機嫌によって挨拶をしたりしなかったりするのは、君のほうだ。だから叱ったんだ」というふうに映っている可能性があります。

これは何も上司と部下に限ったことではありません。親と子、友達同士、恋人・・・全ての関係を円滑にする秘訣は、「相手を変える」という傲慢さを捨てて、「自分が変わる」という謙虚さを持つことだと私は考えます。

今回の場合で言えば、「浮き沈みの激しい上司の性格を矯正する」ことは、相談者様も、私も、もっと言えば、社長や上司の奥様でさえ不可能です。では、そんな上司に何ができるかというと、「上司の機嫌の良し悪しに関係なく、毎日元気に挨拶をすること」だけです。

29歳とはいえ、今の職場で3か月ならまだ新人です。新人らしい謙虚さをもって、毎日元気に挨拶をすることは、何も上司のご機嫌取りが目的ではありません。自分自身が新しい職場に早く馴染んで、気持ちよく仕事をすることができる環境を整える。その一歩だと考えてみてください。

そんなわけで、自分のために元気よく挨拶をしてください。上司の機嫌が良いとか、悪いとか、無視されたことは非常に些細なことであると気づけるようになりますよ。

回答6:私がどんなときでも自分から挨拶をしている理由


人材サービス業務歴20年以上の勝山です。機嫌の悪い上司と長時間一緒に仕事をするのは、大変ですよね。まして、1日中、会話がないほど辛いことはないですよね。お気持ち、お察知します。

まず、挨拶は大切なコミュニケーションの第一歩です。挨拶には「心を開いて、相手の心に近づく」という意味があります。そして、挨拶は目下から先に目上の人に行なうのが礼儀です。なので、上司が挨拶も返してくれなくても、部下から進んで挨拶をするべきです。

私は、返事をくれないことがわかっていても、機嫌の悪い上司でも、不愛想な部下でも、挨拶や声かけを積極的に自分から行ないます。声をかけることで、相手も心を開きやすくなって、自分の仕事も円滑に進むからです。

なお、「挨拶をしなかったら、怒鳴られた」とのことですが、叱ってくれるのは、「部下として認められている」と、謙虚に受け止めてみてください。

以上、自分の評価を下げないためにも、気持ちよく1日を過ごすためにも、上司のご機嫌に関わらずに、毎日自分から積極的に挨拶することをおすすめします。

回答7:ただの挨拶ではなくて、笑顔で挨拶作戦を実行する


元・人材コーディネーターの澤井です。上司が気分屋だと、一緒に働く部下としてはつらいですね。怒鳴られても我慢して、よく耐えたと思います。

上司の対応は理不尽に感じると思いますが、それでも挨拶は仕事をする上での基本です。「ここは私が大人になろう」という気持ちで、毎日頑張って「笑顔で」挨拶をしてみてください。笑顔で挨拶をされて嫌な気分になる人はいないからです。

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機嫌によっては無視されてしまうかもしれませんが、めげずに1ヶ月は続けてみてください。無視をするほうもエネルギーを使うはずですから、徐々に上司の態度が和らげば作戦成功です。

嫌な態度を取られると、話しかけるのも嫌になりますよね。でも、そのまま避けていては、距離が縮まらないものです。苦手だと思う人ほど積極的にコミュニケーションを取ってください。

例えば、上司の機嫌のよい時を見計らってセールストークや、商品説明のアドバイスをもらうのも有効です。アドバイスをもらったセールストークや商品説明で接客している姿を見せれば、上司も悪い気はしないはずです。

そのあと、「アドバイスいただいてありがとうございました!」と笑顔で言えたら、社会人として成長した証です。

ただ、健康な体があってこその仕事です。限界を超えるほどの我慢や無理はしないでください。努力をしてもなかなか関係が改善しないようでしたら、思い切ってさらに上の上長に相談されることをおすすめします。

ということで、鏡の前で笑顔の練習をして、明日から気分を変えて挨拶を頑張ってみてください!

回答8:挨拶は社会人のマナー。上司の機嫌に関係なくするべき


元・職業訓練校職員の小池です。気分にムラのある上司の下でのお仕事お疲れ様です。一人の機嫌で職場の雰囲気が左右されるのはナンセンスですよね。

結論から言えば、挨拶はビジネスの基本ですので、どんなに無視されても挨拶はしたほうが良いです。「相手が上司だから」ではなくて、「社会人のマナーとして」の挨拶は必要だからです。

上司から「挨拶がないことを怒鳴られた」とのことですので、上司も挨拶が大切であることは十分わかっているはずです。それでも不機嫌な日に挨拶を無視するのは、周りの社員に甘えているから出る行動だと思います。

このような気分屋で甘えたがりの上司には、上機嫌の日も不機嫌の日も変わらずに挨拶をして、いつも通りの態度で接するのが正解です。不機嫌な日にいつも以上にへりくだったり、ビクビクしたりするのは、上司の不機嫌な態度を増長させる原因にもなりますので、気をつけてください。

無視されると気分が悪いものですよね。ですが、ビジネスパーソンとしての自分磨きだと思って、いつも通りに挨拶をすることをおすすめします。

回答9:挨拶は「上司のご機嫌チェックツール」として使える

機嫌が悪い上司がいると大変ですよね。結論から言うと、挨拶はすべきです。なぜなら、挨拶をすることで上司の機嫌の良し悪しを調べることができるからです。

実は、私の上司も自分の機嫌によって態度が変わる人です。例えば、商談に向けて上司に事前に同行のお願いするときに、機嫌が良いときは快諾してくれますが、機嫌が悪かったり、忙しかったりすると、同行に応じてくれない場合があります。

ですので、毎朝必ず挨拶をして、その日の上司の機嫌をチェックしています。「今日の上司は機嫌が良さそう」と判断した日を見計らって、同行をお願いするようにしています。

以上のように、上司の力を借りて仕事を進めるには、上司の機嫌を把握しておくことは大切なのです。そこで、挨拶を「上司のご機嫌チェックツール」と捉えることができれば、挨拶を返してくれない上司にも、あまり腹を立てず挨拶できると思います。

ぜひ、どんなときでも上司に挨拶をして、上司の機嫌をチェックしてから、上司をうまく仕事に使ってみてください。

3行まとめ:挨拶を返さない上司の対処法

  • 日によって挨拶を無視する上司は、甘えん坊な子どもと同じ
  • 甘えん坊上司の機嫌に左右されないで、マイペースに挨拶は続ける
  • 挨拶を続ける姿は、周りからの評価アップに繋がる

以上「挨拶を返してくれない上司でも、部下は自分から挨拶しないといけないの?」の回答でした。
あなたは、これらの回答を読んでどう思いましたか?記事下にあるコメント欄にてご意見をお聞かせください。

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  1. 青眼の光龍2018年7月4日 17:08

    回答人は関係ない環境だかやりたい放題やれていいな。
    無駄な騒音聞かされる身にもなってほしいよ。

    返信
  2. レイ2019年4月27日 07:09

    回答者は、常識ある真っ当な回答をされていると思う。でも現実では更にナメられぞんだいな態度をする上司も多い。その為、挨拶をしないで戦う姿勢を示す事が必要なケースもあると思う。

    返信
  3. 上から目線2019年5月2日 10:59

    アドバイスをみてるとなんか「上から目線」のコメントが多いと思う。
    「あいさつは社会人としての最低限のマナー」とかいうけどそれもそれで一方的な価値観の押し付けだと思う。
    自分がもし部下だったら辞めてる(やめるという選択肢ができるのなら)
    部下にも上司を選ぶ権利や転職する権利っていうのはあると思う。

    返信
  4. ふくすけ2019年7月5日 17:20

    あいさつしない上司のレベルまで自分を落とす必要ないと思う。社会人として最低限の礼儀もできないようなアホ上司と、自分が同じレベルになったら情けない。私なら、石のお地蔵さんにだってあいさつする。

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