終わらない仕事がストレス。転職したほうがいい?

終わらない仕事にストレスを感じて、転職しようか悩んでいませんか?同じような不安を抱えている人から、次のような相談をいただきました。

相談

私は営業事務の仕事をしています。仕事量は支店長の力量や、取引先の規模で決まりますが、私は一番売り上げの多い取引先の担当になっています。それがかなりの仕事量なのです。

具体的には、朝に留守電を外してから夕方に入れるまで電話が鳴りっぱなしです。電話対応と並行して、出荷や返品処理もしなければいけません。デスクでの仕事は絶対にミスが許されない案件が多くて、かなり精神的にもきついです。

そのため、朝は7時前に出社して、留守電解除までの2時間に集中してデスク業務をこなしたり、夕方は留守電が入ってから大事な案件の処理をしています。

それでも業務が終わらない日もあって、帰るのが21時を過ぎることもザラです。独身の時はこれでも良かったのですが、今は結婚しています。帰宅後に家事をしなければならなくて、かなりストレスを感じるようになりました。

上司や人事に「社員を増やしてほしい」と何度も相談しましたが、「君しかいないんだよ」と言われるだけでした。

仕事自体はとてもやりがいがあるので、嫌いではありません。ですが、「終わらない仕事」「終わりが見えない仕事」に、「今日はこのまま帰れないのでは?」と、不安になることもあります。

夫とも生活がすれ違い始めて、家庭のほうも心配になってきました。転職したほうがいいでしょうか?

(35歳♀/スポーツ用品販売/営業事務/中途入社7年目/年収300万円~400万円未満/既婚(子なし))

4コマ漫画にすると、こうです。

終わらない仕事がストレスになっている漫画

実は、このような終わらない仕事へのストレスを抱えたまま仕事を続けると、健康を損ねて後悔する事態に発展する危険性もあります。

そこで、このページでは、人事・キャリア相談のプロ4名が、自身の職場での実体験や仕事相談の経験を活かして、終わらない仕事問題について、次のような内容で見解を述べていきます。

この回答をすべて読めば、終わらない仕事のストレスで悩むことがなくなって、無理のない仕事ができるようになるでしょう。

回答1:家庭と仕事を両立できる会社へ転職。派遣社員もおすすめ

回答者:澤井(元・人材コーディネーター)
転職回数:4回


業務量が多すぎてストレスを感じているのですね。

今の状況を変えたいなら、思い切って転職することです。なぜなら、待ったところで会社が動いてくれるとは思えないからです。会社が動いてくれるのを待って、ストレスを感じながら働くほうがデメリットが大きいと思います。

私も似たような環境で働いていたことがあります。人材派遣会社で働いていたときのことなのですが、他支社のコーディネーターに比べて一日に担当する登録面談の件数が倍以上でした。

さらに、他支社では事務担当が行なう備品管理や雇用保険手続き、求人手配までも担当していたので、いつも時間に追われている感覚でした。

日中の業務を効率よくこなすために、朝は7時半に出社して事務処理をしていたのですが、それでも帰りは早くて20時、ちょっと急ぎの案件が入ると21時も当たり前という毎日でした。

営業3名分の案件を一人で担当していたので、急ぎの案件が重なると「納期までに候補者をあげられなかったらどうしよう・・・」と不安になることもよくありました。

そんな状況で、プライベートでは結婚を決めたのですが、周りは独身の社員が多くて21時、22時まで当たり前のように残業していていました。

20時に帰るのですらものすごく気を使う環境だったので、「せっかく結婚するのに仕事中心の生活はしたくない!」と思って転職しました。

そのときは派遣社員として転職したのですが、複数名で業務を担当していたので仕事へのプレッシャーがかなり減りました。また、やりがいや収入は劣るものの、定時で帰れるようになったので仕事とプライベートの両立がしやすくなりました

ということで、家庭と両立しやすい環境の会社へ転職することをおすすめします。正社員にこだわらず、業務量が決められている派遣社員も選択肢に入れると探しやすくなると思いますよ。

回答2:体を壊してからでは遅い。後悔する前に転職して

回答者:小池(元・職業訓練校職員)
転職回数:2回


やりがいがあるものの、終わらない仕事の連続で、相当ストレスが溜まっているようですね。以前、営業事務をしていた私も同じ状況でした。

すぐにでも転職してください!このまま、環境を変える気のない会社で働き続けては、いずれ体を壊してしまいます。体を壊すと、自分の思い描く未来を歩めなくなります。

実際の話、「仕事が忙しすぎて職場と家の往復の日々でつらい。転職するべき?」でもお伝えしましたように、私は多忙のあまり生活を後回しにしすぎて体を壊した経験があるのです。

残業で早朝に仕事を終えて帰宅して、数時間後にまた出社して、お昼休みも仕事でご飯も食べられない日もありました。

残業や休出が多すぎて休息がほとんど取れなかった結果、3年ほど頭痛やめまい、婦人科系のトラブルなどの体調不良に悩まされるハメになったのです。

「このままでは家庭もうまくいかない」と感じるようになって、夫の希望もあって退職しました。退職後に病院で検査を受けたところ、

  • 多忙による欠食から起きた栄養不足
  • ストレスによる自律神経の不調
  • そこから紐づく低体温と低血圧

が体調不良の原因だとわかりました。妊娠・出産に影響が出て、退職後も苦しい思いをしましたし、現在も体調に影響が残っています。早く転職しなかったことを、今も後悔しています。

というわけで、体を壊しては何の意味もありません。会社にとって社員は替えが効きますが、旦那様の奥様は相談者様だけです。家庭のためにも早く転職したほうがいいです。

回答3:時間をコントロールしやすい派遣社員に転職する

回答者:仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー
転職回数:7回


今は人口減少に伴って、多くの企業が慢性的な人手不足です。私の職場でも人手不足に悩まされているので、お気持ちはよくわかります。

結論から言うと、正社員ではなくて派遣社員に転職することをおすすめします。派遣社員なら、多すぎる残業を強いられる立場ではなくなるからです。

私が人材エージェント時代、「残業を減らしたい」という理由で転職をした人がいました。入社直後は残業時間を減らせて喜んでくれたのですが、数年後に「市場環境が変わって、また残業が増えてしまいました」と、再び相談にいらっしゃいました。

職場を変えたとしても、正社員である以上は、仕事が次から次へと積み上がっていくストレスから解放されるのは難しいと思いました。

そこで、今度は派遣社員として働くことを提案しました。派遣社員なら、遅くまで残業をさせらることはありません。万が一、状況が変わって残業を求められた場合でも、派遣元に相談することで残業を回避できます。

働きすぎが原因で、家庭環境に支障が出てしまっては本末転倒です。時間のコントロールがしやすい派遣社員になれば、仕事も家庭も充実した日々を送れると思いますよ。

回答4:まずは業務改善にトライ。改善できないなら転職

回答者:にひら(人事&キャリアコンサルタント)
転職回数:3回


やりがいはあるものの、仕事が多すぎて終わらないことがストレスなのですね。上司にも掛け合っているようですが、このまま改善される傾向がなくて、ストレスが溜まる一方なら、転職をしたほうが良いです。

私はキャリアカウンセラーとして、「今の仕事はやりがいはあるけれど、仕事が終わらなくて、ストレスが溜まっている」という相談に乗ったことが何度かあります。

その際に、自分で業務を改善したり、上司に掛け合って仕事の量を減らしてもらって、帰宅時間を早くできそうなら、転職をしないことをおすすめしています。そのほうが、職を失うリスクが少なくて済むからです。

一方で、どんなに自分で工夫をしても職場の環境が改善されそうにない場合は、転職をおすすめしています。早めに仕事量を減らした職場に転職しないと、健康面にも影響が出てしまうからです。

実際、転職をしないで、いつまでも無理をしてストレスを溜め続けたクライアントさんの中には、精神に不調をきたしてしまった人もいました。

ということで、まだ仕事量を減らせる余地がありそうでしたら、まずは自分で業務の工夫をしてみてください。改善できなさそうなら、早めに転職をしてください。


以上「終わらない仕事がストレス。転職したほうがいい?」の回答でした。
あなたは、これらの回答を読んでどう思いましたか?記事下にあるコメント欄にてご意見をお聞かせください。

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