仕事が忙しくて転職活動ができない場合は、退職後にするしかないの?

「仕事が忙しくて、転職活動に割ける時間なんてない」「在職中だと面接のスケジュールが合わない」と困っていませんか?仕事が忙しくて転職できない人から、同じような相談をいただきました。

相談

不動産会社で営業事務をしています。拘束時間が長いわりにはお給料がまったく上がらない会社なので、転職することにしました。ですが、仕事が忙しくて満足な転職活動ができません。

朝は7時に起きて、夜の残業は当たり前なので、平日の転職活動は無理です。そのまま平日の仕事が押したり、モデルルームでイベントがある週は、土日も手伝いで駆り出されるような会社です。

有給を取ろうにも私の上司はうるさい人で、「なぜ休むの?」と細かく尋ねてきます。一度や二度なら理由を付けて休むことできます。でも、スタッフの人数が少なくてみんな忙しい中で、上司を納得させる言い訳を何度も考えるのは簡単ではありません。

そんな状況で転職サイトに登録してみたものの、なかなか「応募」という具体的な行動に出ることができていません。面接のスケジュールが合わないからです。

私のスケジュールに合わせて対応してくれる会社もあると思いますが、それで転職先の候補が絞られてしまうのは本望ではありません。

仕事が忙しい私はどうやって在職中に転職活動をしたらよいでしょうか?退職後に転職活動するしかないのでしょうか?

(26歳♀/新築マンションの分譲/営業事務/新卒入社4年目/従業員300名~1,000名未満/年収200万円~300万円未満/既婚(子なし))

転職したいけど、仕事が忙してく休ませてくれない様子

実は、仕事が忙しくて転職活動できない場合でも、転職エージェントやハローワークなど第三者の第三者のサポートを受けることで、多忙な人でも転職活動が可能となります。また、退職して職業訓練校に通う方法や、退職後に有給を使う方法もあります。

そこで、このページでは、人事・キャリア相談のプロ5名が、職場での実体験や仕事相談の経験を活かして、仕事が忙しくて転職活動ができない場合の転職活動について、次のような内容で見解を述べていきます。

この回答をすべて読めば、仕事で忙しい場合のベストな転職活動方法がわかるので、ぜひ最後までご覧ください。

回答1:転職エージェントやハローワークの助けを借りる

回答者:小池(元・職業訓練校職員)
転職回数:2回


毎日の仕事が忙しすぎて転職活動ができなくてお困りのようですね。私も多忙で残業しながら転職活動をしていました。

私は、転職エージェントやハローワークを活用したのですが、その時に感じたのは、希望と優先順位をハッキリさせることが大切、だということです。

私の失敗談ですが、「とにかく転職先を探したい」程度の浅い考えで、転職エージェントに登録しました。ですが、担当エージェントと話が噛み合わなくて、電話やメールの度に条件もチグハグで担当者を困らせてしまいました。

ハローワークでも、「とりあえず、ここでいいかな」と思う求人を出力して相談はしたものの、ずるずると日数が過ぎました。

当時の私は、退職することは決まっていて会社にも相談済みでした。「なんとかして転職しなければ……!」という焦りも強くて、帰宅したらすぐに求人を見る毎日でした。

そんな時にハローワークから電話があって、「もっと希望を明確にして、優先順位をきっちりしてくれないとダメです」とアドバイスをもらったのです。

そこから転職活動がスムーズになりました。ハローワークとエージェントに希望や優先順位を具体的に伝えると、おすすめされる求人情報も「いいな」と思う求人が増えて、応募の選択肢も増えました。

それに、多忙であることを伝えると、ハローワークやエージェントの担当者が営業時間外や休日の面接の交渉もしてくれて助かりました。「転職活動で人の助けを借りることは大切だな」と感じました。

このように、希望や優先順位を絞った上でハローワークや転職エージェントの助けを借りてみてください。一人で求人を探すよりも多くの求人を知ることができますし、非公開求人も紹介してもらえますよ。

回答2:退職をして、職業訓練校に通いながら転職活動をする

回答者:すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
転職回数:1回


転職活動をしたくても、仕事が忙しすぎて満足な活動ができないのは、もどかしいですね。在職中の転職活動が進まないのでしたら、退職をして職業訓練校に入って転職活動をすることをおすすめします。

なぜなら、退職後に職業訓練校でしっかりと転職の準備を行なうことで、間違った選択を最初から避けることができて、無駄のない転職活動ができるからです。

私は職業訓練校でカウンセラーをしています。職業訓練校では、数ヶ月間に渡って仕事の専門的な知識を得ながら、転職活動ができます。

専門講師による転職活動方法のレクチャーや、カウンセリングを受けることができるため、一人で活動するよりも効率的です。

さらに、職業訓練中の期間は学歴になるので、履歴書がブランクにならなくて、逆に転職活動の際のアピールポイントにもなります。一定の条件を満たせば、失業給付金をもらいながら転職活動に取り組むこともできます。

このようなサポート環境を利用して、転職活動を行った結果、納得のいく転職ができた訓練生は多くいます。

以上のことから、仕事が多忙で転職活動が進まない場合は、退職をして職業訓練校に通って、しっかりと準備をしながら活動をしていくことをおすすめします。

回答3:退職後に転職活動。最大のポイントは有給消化

回答者:澤井(元・人材コーディネーター)
転職回数:4回


仕事が忙しいために転職先の候補が絞られるのが嫌なのでしたら、退職後に転職活動するしかありません。退職後に転職活動を始めたとしても、スムーズに転職先を決めるポイントが6つあるのでご紹介しますね。

この6つのポイントは、実際に私が在職中の転職活動で実践していたことです。当時私が勤務していた職場も、転職活動のために有休を取れるような環境ではなかったので、私なりに次のような対策を練りました。

1.すぐに引き継ぎの準備を始める

仕事が忙しいと引き継ぎ資料を作る時間も取れないですよね。なので、「転職したい!」と思った今から少しずつ引き継ぎ資料を作っておきます。

2.退職希望日を決める

繁忙期が気になるかもしれませんが、会社の都合はさておき、自分の都合優先で退職日を決めてしまいます。そのほうが転職活動がしやすくなります。

3.早めに会社に退職の意思を伝える

あまり早く伝えると会社にいづらくなるかもしれませんが、少し余裕を持って退職の意思を伝えていください。私は一人で業務を担当していたので、後任の採用や引き継ぎを考えると日数が必要だろうと思って、早めに伝えました。

4.有休を全て消化したいことも伝える

ココが一番のポイントです!何が何でも有休を消化できるように交渉してください。

5.退職日までに転職活動の下準備を済ませる

自己分析や転職サイトの登録など、事前にできることは退職前までに済ませておきます。転職サイトは常にチェックをしてアンテナを張っておきましょう。

6.退職したら、有給消化中に転職活動をする

有休が何日残っているかにもよりますが、私の場合は、土日も含めて約1ヶ月ありました。この期間に集中して転職活動を行いました。結果、行動を起こしてから3週間で転職先を決めることができましたよ!

ということで、在職中に転職活動を始めるのが難しいようでしたら、思い切って退職してから転職活動を始めてみてください。しっかり準備をしておけば、退職してから転職活動を始めてもスムーズに転職できるはずです。

回答4:メリットとデメリットを整理して、自分で判断するしかない

回答者:仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー
転職回数:7回


元・転職エージェントとして、今回のような相談をされた場合、「決して勇み足で退職しないでください」とアドバイスします。なぜなら、退職して転職活動をしても、転職エージェントには生活の保証も内定の保証もできないからです。

実際、現役の転職エージェント時代、「忙しすぎて満足な転職活動ができません」と相談されることは何度もありました。

このとき私は、「大変でしょうけど、退職せずに転職活動をしましょう」とお答えしていました。安易に退職をすすめてしまって、転職希望者の生活の安定を奪いかないからです。

退職して転職活動をしても、理想どおりの転職活動できる保証はありません。離職期間が長く続くと、焦って転職先を妥協して決め手しまって、結果的に不本意な転職になってしまうデメリットもあります。

ですが、いくら私が「退職するのは入社したい会社から内定が出てからです」と説明しても、「リスクはわかっていますが、自己責任で退職しました」と、退職して転職活動に集中する人は全体の7割近くいました。

確かに、退職したほうが時間の余裕が生まれますし、スピーディに面接が設定できます。現職のストレスで消耗しないで、健全なメンタルで面接が受けられるメリットもあります。

結局のところ、元・転職エージェントとしては、退職をすすめるわけにはいかないのです。在職中か退職後か、メリット・デメリットを考えて、最善と思える決断を自分でするしかありません

回答5:割り切って転職活動できるかどうか自分で判断

回答者:にひら(人事&キャリアコンサルタント)
転職回数:3回


忙しくて転職活動ができない場合、取れる手段は次の2つです。

  1. 「もう辞める会社だから」と割り切って、有給休暇を使ったり、定時で退社をしたりして、思い切って転職活動をする
  2. 退職してから転職活動をする

在職中か退職後か、どちらの転職活動が向いているかは、自分で判断するしかありません

私はこれまでに3回の転職経験がありますが、仕事が忙しい場合に取った手段は「割り切って転職する」でした。私の場合は、

  1. 在職中に転職活動をして、職場で気まずい思いをするリスク
  2. 退職して給与がなくなって、焦って転職活動をしてしまうリスク

この2つを天秤にかけた結果、給与がなくなるリスクのほうが圧倒的に比重が大きかったため、職場で何を言われても有給を取って、転職活動をしました。

ですが、私と同じ選択が向くかどうかは、本人の性格と職場の環境によると思います。職場で気まずい思いをすることで、転職活動も集中してできない人もいると思います。

在職中の転職活動に後ろめたさを感じるなら、一旦辞めてしまってから転職活動をしたほうがいいです。

ですから、ご自分の性格と上記の2つの選択肢を照らし合わせてみてください。どちらの選択を取ったほうが転職活動が成功しそうなのかを考えて、自分の意思で選択することで良い結果につながるはずです。


以上「仕事が忙しくて転職活動ができない場合は、退職後にするしかないの?」の回答でした。
あなたは、これらの回答を読んでどう思いましたか?記事下にあるコメント欄にてご意見をお聞かせください。

あなたのご意見をお聞かせください。

コメントを書く

この記事へのコメントはありません。