転職活動は在職中と退職後、どちらがおすすめ?

今回は「転職活動は在職中と退職後、どちらがよいか」という悩みにお答えします。

現在、派遣社員から正社員への転職を考えているのですが、転職活動は在職中に行なったほうがいいのか、退職してからのほうがいいのか迷っています。

友人に相談すると、「すぐに転職先が決まるとは限らないから、絶対に在職中のほうが良いよ」と言われました。

でも、在職中に転職活動をすると、転職先との面接スケジュールが合わなかったりして、なかなか転職活動が進まない気もします。私の希望は、中途半端にダラダラ続けるよりは、なるべくすぐに転職先を決めたいです。

スムーズに決まるかどうかは、私の状況や実力、志望業界、希望職種の難易度にもよると思います。ですので、一般的な転職活動の考え方として、在職中と退職後のメリット・デメリットを提示いただいた上で、どちらがおすすめなのかアドバイスをいただきたいです。

[相談者:27歳男性/既婚(子なし)/コールセンター業務(派遣社員)/年収300万円未満/入社2年目]

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回答1:早く転職先を決めたいなら、在職中から始めるべき

私は在職中から転職活動をすることをおすすめします。なぜなら、在職中から取り組んだほうが早く転職先を決めることができるからです。

まずは、在職中から転職活動を始める場合と退職後に転職活動を始める場合のメリット・デメリットを挙げます。

在職中から転職活動を始める場合

メリット
  • 期間を空けずに転職先を決めることができる
  • 在職中に転職先が決まると安心感が倍増する
デメリット
  • 勤務先に転職の意思を伝えていない場合、面接の日程調整が大変
  • 仕事をしながら転職活動もするので、ハードスケジュールになる

退職後に転職活動を始める場合

メリット
  • 面接日程の融通がきく
  • 転職活動に集中できる
デメリット
  • 最低でも1ヶ月ぐらいは無職の状態になる
  • 無職でいる不安感が募る

私は、ダントツで在職中から転職活動を始めるメリットに惹かれます。ですので、過去に4回転職をしていますが、そのうち3回は在職中から転職活動を始めました。転職が成功した3回のうち、ひとつの例を紹介します。

当時勤務していた会社ではどうも業務内容が合わない部分があって、漠然と「転職しようかなぁ」と考えていました。そんなとき、ネットで求人を見ていたら、「この仕事がしたい!」と強く思う求人を見つけたのです。

そこで、勤務していた会社には事情を説明しないまま、応募してみることにしました。応募書類に、在職中であること、勤務開始日は相談させてほしいことを明記しておいたので、面接日程は考慮してもらえました。そして、無事に内定をもらい、期間を空けることなく転職することができたのです。

ということで、なるべく早く転職先を決めるためにも、在職中から転職活動をすることをおすすめします。在職中でも努力次第でスムーズに転職活動を進めることが可能ですよ!

回答2:在職中に転職活動をして、内定後に退職交渉が定石

結論から言うと、お友達のアドバイスに私も賛成です。現職のお仕事と並行しながら転職活動を行なって、(第一希望でなくても)入社したい会社から内定をもらってから、退職の旨を伝えて、退職交渉に入ることをおすすめします。

この結論は、私がキャリアアドバイザーの新人時代、研修の初日で言われたことでもあります。

私たちが必ず候補者の希望どおりの転職支援ができるとは限らない。だから、退職の相談があっても、決して退職の背中を押すようなアドバイスをしてはならない。候補者の人生に責任を取ることはできないから。

これも踏まえて、私が考える「在職中の転職活動」と「退職後の転職活動」のメリット・デメリットをそれぞれお伝えします。

在職中の転職活動

メリット
  • 収入が安定していて生活が保障されているので、焦らずじっくり転職先を見定めることができる
  • 転職活動をする中で現職の良し悪しを再認識できる(「それでも退職したい」と転職理由が明確になる)
デメリット
  • 面接の準備を余暇時間で行なうため、忙しくなる
  • 面接などのスケジュール調整に手間がかかる

退職後の転職活動

メリット
  • 転職活動に充分な時間を充てられる
  • 面接の日程調整が容易
デメリット
  • 転職活動が長引いてしまった場合、焦りや妥協によって決断がブレる可能性がある
  • 離職期間があることで選考にマイナスの影響が出ることもある

それぞれのメリット、デメリットをどう捉えるかにもよりますが、正社員を目指すのであれば、派遣社員の現職と並行しながら転職活動を行なえるくらいのバイタリティと、スケジュール調整力がないと難しいでしょう。ぜひ、「現職の仕事も転職活動も同時進行でやってやる!」くらいの気概をもって、正社員を目指してください!

回答3:退職後に「ブランク」ができてしまうと転職に不利

一般的な転職活動の考え方としては、断然、在職中に行なうことをおすすめします。なぜなら、今の日本では「ブランク」と呼ばれる空白期間があることがよしとされないからです。

私はキャリアカウンセラーとして、企業側からよく「この人はブランクがあるから優先順位が低い」「書類で落とす」という話を聞きます。前職を退職してから転職までの期間が空いていると、「その間に業務の能力が落ちている」「間があるのは何かよくない理由や問題があるからだ」と感じる採用担当が多いためです。

これが正しいかどうかは別として、実際に、同じくらいの能力の応募者を比較する状況になった場合、ブランクがある人とない人では、よっぽどの落ち度が無い限り、「ブランクがない人」が選ばれることが多いです。

ですので、退職後に転職活動を始めて、もし転職先が決まらなかった場合、どんどん不利な状況になっていく可能性が高いです。

もちろん、ご質問のとおり、退職後だと時間の融通が効くというメリットはあります。ですが、ブランクがある場合の採用担当者の反応を考えると、多少気まずい思いをしても、在職中に転職活動をするほうがメリットが大きいと思います。

回答4:私の経験からも、「心の余裕」がある在職中の活動がおすすめ

転職活動を成功させるために大切なことのひとつに、「心の余裕」があります。
在職中に転職活動をするほうが、退職後よりも心に余裕があって転職後のミスマッチなどを起こしにくいので、おすすめです。

心の余裕がないと、早く転職先を決めたいために焦ってしまって、妥協した転職をしてしまう可能性がアップしてしまいます。

私が転職活動をしたのも在職中です。私も転職経験のある友人から「転職するなら早めに活動したほうがいい」とアドバイスをもらって、在職中に転職活動をしていました。

はじめのうちは相談内容のように、「面接スケジュールが合わないのでは?」と不安もありました。ですが、在職中であることや熱意を採用担当者に伝えると、日程の希望を聞いてくれたり、就業後の時間に面接を行なってもらえたりすることもありました。

また、在職中で考える時間と心の余裕があったので、面接で違和感を覚えたり、実際に採用担当者と話して求人内容に疑問があった会社は、考え直すことや辞退を申し出ることができました。そして、一番やりたいと思った職業訓練校の仕事に無事転職できました。

その後わかったことですが、辞退した会社は、常に同じ求人を出していて、何らかの理由で働き手が定着しない会社のようでした。もし焦っていて心に余裕がなかったら、最初に面接が通った、疑問があった会社に慌てて決めて後悔をしていたと思います。

というわけで、転職活動は在職中のほうが心に余裕があるのでおすすめです。在職中であることや熱意を採用担当者に伝えておけば、面接のスケジュール調整も難しくはないはずです。

3行まとめ:転職活動は在職中に行なうのが断然おすすめな理由

  • ブランクを空けずに早く転職先を決められる(ブランクがあると不利)
  • 心の余裕があるので、焦りや妥協、ミスマッチを防げる
  • 在職中であることを企業に伝えておけば、面接日程は調整してもらえる可能性がある
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