気分屋の上司に怒られるのが怖くて、仕事がつらい。どう対応すればいい?

今回は「上司に怒られるのが怖い。どう対応すればいいか」という悩みにお答えします。

女性上司がとても気分屋で、指示内容がコロコロ変わるので困っています。

たとえば、朝「これはこういうやり方で進めて」と指示されて、その通りにやったのに、夕方に報告すると「なんでこんなやり方でやったの?」と怒られるのです。反論するとさらに怒られるので、怖くて我慢をしてしまいます。

顧客メールの対応や電話対応など、上司と分配してやる業務が多いため、先回りして私が多めにやるなど、機嫌を損ねて怒られることがないように努力しています。

ですが、上司の機嫌はプライベートがうまくいかないこと(婚活)が起因しているようで、仕事をいくら頑張っても、機嫌の悪い日に当たるとどうしようもありません。

上司に怒られないかビクビクしながら仕事をするので、仕事が全然楽しくないですし、毎日がつらいです。上司の上司に相談したり、人事に相談しようかとも思うのですが、波風を立てたくないです。

このように、上司自身の性格の問題で理不尽に怒られてしまう場合、我慢するしかないのでしょうか?何か建設的な解決方法があれば教えていただきたいです。

[相談者:26歳♀/出版物の企画・制作及び販売/一般事務/年収300万円~400万円未満/独身]

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回答1:すぐ怒る上司に愛着すら湧くようになった3つの方法

機嫌の悪い上司は大変ですよね。どこの会社にもそういう人います。私も以前、すぐに機嫌の悪くなる上司の元で働いていたころは、「今日も怒られるのかな・・・」と、毎日が憂鬱でなりませんでした。

そんな短気な上司には、次の3つの方法で対処したらうまくいきました。

1.機嫌が悪いときは距離を置く

「機嫌が悪いな」と感じたら、極力話しかけない&近づかないようにしました。自分から地雷を踏まないように必要最低限の接触にとどめました。

2.ビクビクしない

機嫌が悪いとわかっていても、どうしても仕事中に話しかける必要があります。そんなときは、話しかけるタイミングを見計らって、いつもどおりに明るく接するようにしました。ビクビクしたりすると、余計に機嫌を損ねるからです。上司に怒られても、決して感情的にならずに、いつも冷静を保つようにしました。

3.反面教師にして自分に活かす

「この上司とうまく仕事をすることは、自分の経験や評価につながるんだ」というポジティブな気持ちを持つようにしました。自分がそうならないように、反面教師として自分に活かすよう心がけました。

以上の3つを意識しながら一緒に長い時間を過ごしていると、「怖い」と感じていた上司の見方も変わっていきました。上司のプライベートの素敵な一面もチラホラ見えるようになって、「きっと自分に正直な人なんだ・・・」と愛着さえ覚えるようになりました。

というわけで、上司の機嫌に流されずに冷静に対処していけば、いつまでも「上司に怒られるのが怖い」と感じることもなくなっていきます。ぜひ前向きな気持ちを持って、乗り切りましょう。

回答2:いわれのないパワハラなので、人事部門に相談

機嫌が悪いと部下に厳しく当たる上司……。そのような上司は資質に問題があると感じます。しかも、プライベートを仕事に持ち込むとは、「社会人としての自覚も足りない」と言わざるを得ません。基礎教育からやり直しさせたいです。

今回のケースは、「社員はお互いを尊重しあう」という服務規律違反です。快適な職場環境を害するパワーハラスメントの可能性が高いです。

そんな上司への対処方法ですが、すでに我慢も限界に達している状況かと思いますので、こちらが参ってしまう前に人事部門に相談するのがよいでしょう。その際、同じ被害にあっている人と複数で相談に行ったり、口頭だけでなくて記録をつけた客観的な証拠の用意ができれば、事の深刻をより伝えることができます。

「人事に相談すると、波風が立つのでは?」と心配されていますが、そのような人材を配置した人事にも責任があります。そのため、決して悪いようにはしません

私も人事を担当していますが、労務管理、組織づくり、社員教育などを通じて、社員が気持ちよく働けるような職場にすることは人事の仕事のひとつです。「ヒト」という経営資源を最大限に発揮させることがミッションなのです。

もし、私のところにこのような相談が来たら、現状調査をして「問題あり」と認識できれば、すぐに訓告、戒告、異動、降格などを検討します。

上司の機嫌、ましてやプライベートのことまでは、部下はどうすることもできません。こちらには落ち度がない状況ですし、いわれのないパワハラは自力で解決しようとしないで、人事の助けを借りて、問題解決することをおすすめします。

回答3:「そういう人」だと受け流しながら、指示内容のメモで対抗する

気分屋の上司の下では毎日の仕事もつらいですし、何より怒られるたびに気が滅入ってしまいますよね。

残念ながら、公私を混同して仕事に八つ当たりしてしまう人はたくさんいます。今後も上司だけでなくて、先輩や同僚、後輩や取引先などでも同じタイプの人に出会う可能性があります。

そのたびに振り回されないためにも、「そういう人」と思って接することが一番の対策です。「年下の女性上司」の相談でもお伝えしましたが、人の性格はなかなか変えることができないからです。

業務に必要なことだけ聞き取ることに集中して、それ以外は心の中で「また出た!」「今日の怒りレベルはMAXだなぁ(苦笑)」などと思って受け流すと、だんだん慣れてきます。私もお客様からのクレームに対応するときは、罵声ばかりのところは聞き流していました。

上司に合わせてビクビク仕事をするよりも自分を守ることに集中したほうが、仕事にも明るい気持ちで取り組めます。

ただ、仕事の指示内容がコロコロ変わってしまうのは、このままだと困りますよね。対処法としては、上司の目の前で付箋に指示内容と指示された日時をメモして、その付箋を自分のデスク周り、特に上司の目のつくところに貼っておくのが有効です。

上司がいつどんな指示を出したかの証拠になります。指示通りに作業したのに非難されたら、そのメモを見せるだけで自分を守ることができます。

このように、気分屋の上司に振り回されないためには、「そういう人」だと軽く受け流しながら、指示内容のメモで対応してみてください。

回答4:異動願いを出すか、転職するしかない

結論から言えば、波風を立てずに建設的に解決する方法はありません。なぜなら、他人を変えることはできないからです。感情をコントロールできない上司がいる職場をを、波風立てずに変えることは不可能です。

「現在の職場で長く働きたい」「より自分らしく働きたい」のであれば、多少の波風を立ててでも、思い切って行動に移すしかないです。具体的には、次の2つをおすすめします。

1.異動を希望する

上司の異動を希望する、または自分が他の部署への異動を希望します。ただし、社内異動を実現させるには、上司の上司や人事へ状況を伝えることが必須となります。波風が立つのを恐れて異動の希望を伝えられないのであれば、現状を甘んじて受け入れるしかありません。

2.転職する

異動を申し出たものの、「異動は難しい」と言われてしまった場合は、転職をおすすめします。私はこれまで8回転職していますが、その中には上司が理由だったこともあります。変えていけるのは自分の行動と思考だけなので、自ら会社を去ることを決断しました。

また、私の妻は保育士なのですが、同じように婚活中のアラフォーの先輩が感情的で、「後輩の保育士に八つ当たりしている」との話を聞きました。それで毎年若手の先生が退職しているそうです。感情をコントロールできない上司を周囲が変えることは不可能なので、転職は妥当な判断です。

ということで、「波風を立てない」という前提だと我慢するしかなくなってしまいます。私としては、「異動願い」か「転職」のどちらかを解決策としておすすめします。

回答5:「自分のせいではない」と自分に言い聞かせて、気にしないこと

気分屋の上司の機嫌に左右されながら仕事をするのは、辛いですよね。このような場合は、「自分のせいではない」と自分に言い聞かせて、気にしないことをおすすめします。

私も人事として、各部署からこのような「気分で怒るタイプの人」に対する相談をよく受けます。ですが、気分で怒る人は、指摘をすると余計にひどい態度をとることが多いです。さらに、職場が原因で怒っているわけではない場合、怒らせないように指導するのも難しいケースが多いです。

この場合の一番の対応は、怒られた側が「自分のせいで怒らせてしまった」と自分を責めないことです。

怒っている本人は、自身の気になることが原因で怒っていることがほとんどで、職場の誰か特定の人に怒っているわけではありません。そのため、怒らせないように力を割いても意味がないのです。

それよりも、怒られている側が気にして、今回のように「怖い」「つらい」と思ってしまうことのほうが問題です。

なので、怒られてもあまり気にしないで、「この人は自分に対して怒っているわけではない。気にするのはやめよう」と自分に言い聞かせて、冷静に対応することをおすすめします。

回答6:前向きな自分ごとの異動理由を用意して、人事へ異動希望を出す

上司が気分屋のために気を使い、我慢して仕事をするのはとてもしんどいですね。
私も感情の起伏が激しい上司をもって、機嫌ばかり気にして仕事をしていた経験があるので、相談者さんのつらい気持ちはわかります。

波風を最小限に抑えて状況を変えるには、自分に関する前向きな理由で人事部門に異動希望を出すことをおすすめします。なぜなら、私がこの方法で感情の激しい上司から強い言いがかりもなく、開放されたからです。

「キャリアアップのために他の仕事も経験したい」などの前向きな自分ごとを理由にすることで、異動理由が上司に関係のないことになるので、大きな波風は立ちにくいです。

特に、相談者さんは若いので、異動希望の理由が「キャリアアップ」などの将来に対して前向きな内容であれば、人事部門も応援してくれるはずです。

そして、感情の激しい人は浮き沈みが激しいですが、長くは続きません。異動希望を出してから少し時間が経てば、冷静になって話し合うこともできるようになります。私も異動希望を出した直後は少しだけ詰め寄られましたが、しばらくしてから「次も頑張って」と応援してくれるようになりました。

ということで、気分屋の上司への対応方法としては、前向きな内容の自分理由で異動希望を出すことをおすすめします。

回答7:私なら耐えられない。思い切って転職する

気分屋上司に振り回されて、精神的にもツラくなってきているようですね。私が同じ立場でしたら、即転職します。なぜなら、理不尽なことで怒る上司の機嫌を伺いながら働く環境に、何の魅力も感じないからです。

波風を立てずに対処できればいいのですが、見当違いに当たり散らす人を相手にはそれは難しいでしょう。

仮に、波風を立てずに何とか別の部署に異動できたとします。それでも、社内ですれ違うたびに気を使ったり、「またいつか同じ部署になってしまうかもしれない・・・」と、気分屋上司の存在にビクビクしながら仕事をするなんて、私には耐えられません。

もし、どうしても今の会社でなければ得られないものがあるのでしたら話は別ですが、こんな環境で頑張りすぎると、精神的なバランスまで崩れてしまいそうです。

相談者さまは、まだ26歳とお若いので、転職先の選択肢も多いです。気分屋上司に振り回される環境で我慢して働かなくても、もっと楽しめる環境で働ける会社はたくさんあります。

仕事をしながら転職活動を行なうことで期間を空けずに転職することも可能ですので、気軽に情報収集から始めてみるといいですよ。

ということで、思い切って転職することをおすすめします!

回答8:社内環境の改善は人事の仕事。ためらわずに相談して

友人なら付き合い方を変えれば済みますが、職場の上司となるとそうはいかないので大変ですよね。

私からは、波風を立てたくないことも含めて、上司の上司もしくは人事部に、現在の状況をきちんと相談することをご提案します。なぜなら、このままひとりで悩んで健康を害してしまっては取り返しがつかないからです。

私も人事部として、問題上司に悩む人から相談を受けます。みなさん同じように今後の仕事への影響を気にされますが、問題の上司に相談者の名前を明かしてストレートに働きかけるようなことはまずありません。

周囲へのヒアリングで事実関係を確認したあと、問題上司の上司と一緒に会社としての指導や体制の見直し、異動などを検討します。

会社としては、社員それぞれが最大限のパフォーマンスを発揮して、仕事に邁進してもらいたいと思っています。そのための環境改善や問題上司の育成は、人事部やマネジメント層の重要なミッションです

また、上司のパワハラなど仕事に支障が出る問題をエスカレーションする(=上位の管理者に対応を仰ぐ)ことは組織の一員として当然の行為ですので、ためらう必要はありません。

もし、相談しても改善に協力的でなかったり、不利な立場に追い込まれるようでしたら、会社そのものの体質が疑われます。その場合は、我慢して心身の健康を害する前に転職も視野に入れましょう。

ということで、上司の上司や人事部へ対応を求めて、環境改善を働きかけることをおすすめします。

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