給料が安くて生活できないなら、転職するべき?

「給料が安くて生活できない。転職して給料を上げるべきか」と迷ったら、まずは自分の市場価値を知るために転職エージェントに登録するのがおすすめです。相談事例を元に詳しく解説していきます。

私が勤めている会社は上場していて、従業員も1,000名以上の大規模な会社なのですが、同業他社と比較しても給料が安いのです。入社4年目ですが、額面で月20万円、手取りだと月16万円ほどです。

同期数名にも給料について話を聞いてみたところ、「うちは給料は安いし、ずっといる会社じゃないよね」「いつかは転職したいけど……まだいいかな」のようなことを口を揃えて言っています。

お金のかからない趣味だけで生きていればなんとかなるのですが、私は車やバイクが趣味です。改造費やら維持費やらが結構かかってしまいます。

今の給料では趣味以外の生活費を節約しないと、だんだん生活できなくなってきています。かと言って、趣味のために働いているようなものなので、車やバイクを手放すのは考えられません。

そこで、給料の高い会社に転職したほうがいいのか迷っています。迷っている理由は、今の会社は楽なので、趣味への時間も当てられるからです。

もし、給料と引き換えに激務になったらと思うと、転職に踏み切ることができないのです。

こんな状況ですが、転職したほうが良いか、それとも今のままでやりくりすべきか、アドバイスをいただけますか?

[相談者:26歳♂/ITソリューション/ヘルプデスク/新卒入社4年目/年収300万円~400万円未満/独身]

給料が安い0

回答1:転職エージェントに登録して、自分の市場価値を教えてもらう

回答者:にひら(人事&キャリアコンサルタント)
転職回数:3回


お金も趣味も、人生を豊かに過ごすために必須ですよね。今のお仕事で給与が低いために思うような生活ができなくて転職を考えるのは、自然なことです。

ただ、一概に「転職=必ず給与が上がる。満足いく生活が送れる」というわけではありません。自分の転職市場での「市場価値」と「転職のリスク」をよく検証する必要があります。

市場価値は、転職で重視されるものですが、今いる会社での年収や仕事の希少価値、転職市場での仕事の需要によって決まってきます。

「年収を上げたい!」と思って転職活動をしても、自分の市場価値が高くない場合、今の給与とほとんど変わらない金額を提示される可能性が大いにあります。

また、年収が上がったとしても、心配のとおり、とても忙しかったり、厳しい仕事が課せられるリスクを完全に排除することはできません。

そのため、まずは転職するのかどうかを検証する意味で、転職エージェントに登録してみて、自分の市場価値を診断してもらうことをおすすめします。もっと給与をもらえる可能性があるのか、客観的にわかります。

もし、市場価値が高かったなら、転職を積極的に検討しても良いでしょう。趣味の時間をある程度守ったまま年収アップできる会社がみつかる可能性はあります。

一方で、市場価値が低かったなら、今の趣味にあてられる時間を手放すリスクを負ってまで転職すべきか、慎重に考えたほうがよいです。

ということで、給与が上がる可能性があるかどうかを診断してもらうために、まずは転職エージェントへ登録してみてください。

回答2:今の会社で、資格取得や評価を上げて年収アップを図る

回答者:小池(元・職業訓練校職員)
転職回数:2回


大手企業にお勤めなのに、同業他社と比較すると給料が安いのが悩みの種のようですね。でも、趣味に費やせる時間が無くなるのは避けたいようですので、転職よりもスキルアップなどで、今の会社にいたまま収入を増やす努力をしてみてください。

今の会社のメリットに目を向けてみても、大手企業なら福利厚生も恵まれていることもありますし、何より安定性や時間の余裕があるはずです。これらをトータルで考えると転職はもったいないです。

そこで、今回は相談者さま同様に、大手企業で給料の安い人が、給料を上げるために努力していた話を紹介したいと思います。

私がIT企業に勤めていた頃に関わった他社の大手企業の社員の話ですが、「会社規模のわりに月給が少ないので苦労している」と言っていました。

でも、「家族との時間と、福利厚生やボーナスの良さを考えると今の会社が一番かな」とも言っていました。

その人は、資格取得をしたり、普段から人が嫌がる仕事を率先して引き受けたりして評価を上げるなど、ボーナスが少しでも多くなるように努力して、年収の底上げをしていました

このように、まずは今の会社で、資格取得や会社での立ち居振る舞いで上司に好印象を与えて、年収を上げる努力をしてみてください。

将来ライフステージや趣味が変わって、もし転職しようと思うときが来ても取得した資格は活かせますし、上司の評価が高ければ出世の近道にもなります。

回答3:転職ではなくて、「副業」という第三の選択肢も考える

回答者:仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー
転職回数:7回


結論から言うと、転職ではなくて副業を提案します。現在の余暇時間を利用して副業に当てれば、1ヶ月あたり1〜3万円の収入アップは難しくありません。1日単位で行なえる短期バイトやクラウドソーシングなど、副業の情報は調べればたくさんあります。

私が副業を提案する理由は、現職のメリットである「時間の融通が利く点」を最大限に活かせるからです。「収入が増えても激務になっては本末転倒」という価値観を持っている以上、転職はリスクでしかありません

仮に、面接で勤務時間について説明があっても、いざ働きはじめると「話が違う」というのはよくある話です。また、続けていく中で環境が変わって、労働時間が長くなる可能性だってあります。

私も今の職場は時間の融通が利く一方で、収入面では決して満足できません。そこで、今まさにシゴトアンサーのアドバイザー活動を副業として収入を補っています。

本業に加えて副業をはじめるのは心理的な敷居が高いかもしれませんが、転職するよりもリスクが少ない合理的な方法です。ぜひ検討してみてください。

回答4:転職しないで、今の給料でのやりくりをおすすめする理由

回答者:澤井(元・人材コーディネーター&FP)
転職回数:4回


「趣味に費やす時間も確保しつつ、収入を増やしたい」という希望があるようですね。私は、転職はしないで今の収入でやりくりすることをおすすめします。

なぜなら、今よりも給料の高い会社に転職すると、今よりも仕事が忙しくなる可能性が高いからです。そうなると、趣味にかけられる時間が少なくなってしまって、転職したことを後悔する可能性が大きいです。

そこで今回は、相談者さまに、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を持つ私から、お金のやりくりの方法をアドバイスします。

今の給料で生活費が足りなくならずに趣味にお金を使うために、給料が振り込まれた段階で予算分けすることをおすすめします。

光熱費や携帯代、食費はだいたい毎月一定だと思いますので、給料が振り込まれた時点で生活費は別口座に移してしまうのです。「残ったお金=趣味に使えるお金」ですので、その金額で収まるように趣味を楽しむとよいでしょう。

一方で、転職をする目的が「収入を増やしたい」だけではなくて「キャリアアップ」も含まれているなら、転職をすすめます。転職をして仕事が忙しくなっても、収入が増えてキャリアアップできれば、転職をした目的が達成されるからです。

ということで、「収入を増やしたい」だけなら転職はせずに、毎月趣味に使える金額を決めてその範囲内で楽しむようにしてみてください。

回答5:プライベートと仕事が両立できる、趣味に近い仕事に転職すべき

回答者:すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
転職回数:1回


プライベートが優先できる働きやすい環境でも、給与に満足できないのは悩ましい問題ですね。相談者さまには、プライベートと仕事を分けて考えるのではなくて、趣味に近い内容の仕事に転職することをおすすめします。

なぜなら、趣味に近い内容の仕事に就くことで、趣味に求めている要素を仕事でも満たすことができるうえに、趣味に使っているお金も抑えることができるからです。

これは私の元同僚の事例によるものです。元同僚の趣味は旅行で、土日などの休みには必ずと言っていいほど、前日の夜から旅行に出かけていました。そのため、相談者さま同様に、給与のほとんどを旅行代に使ってしまって、生活費を節約する日々でした。

ですが、その生活を長く続けることが難しかったため、元同僚は転職して、趣味の旅行を事業としている会社に勤めることになりました。

給与は前職よりも下がりましたが、仕事で様々な土地に行くことができるため、休みの日に行っていた旅行の回数も減って、旅行代を抑えることができたので、生活費を切り詰めなくてよくなりました。

このように、趣味に近い仕事を選ぶことで、趣味を大切にしながらお金の問題も解決できる、一石二鳥の転職をおすすめします。


以上「給料が安くて生活できないなら、転職するべき?」の回答でした。
あなたは、これらの回答を読んでどう思いましたか?記事下にあるコメント欄にてご意見をお聞かせください。

リクナビNEXT

コメントを書く

この記事へのコメントはありません。

あなたのご意見をお聞かせください。