サザエさん症候群で日曜の夜が憂鬱・・・どう過ごせばいい?

今回は「サザエさん症候群(ブルーマンデー症候群)で日曜の夜が憂鬱」という悩みにお答えします。

サザエさん症候群で愉快じゃない様子

地元の金融機関で、金融事務として勤務しています。所属する支店の支店長はとても仕事熱心な人で、平日はみんな毎晩23時ごろまで働かされています。

朝は地域貢献をアピールする目的で、支店周辺のごみ拾いをするため、朝7時半には会社に来なくてはいけないとても過酷な労働を強いられています。

その反動で、休日に入る前の金曜日の夜から日曜日のお昼頃までは幸せを感じます。ですが、夜はいわゆる「サザエさん症候群」に悩まされています。サザエさんを見てエンディングを迎えると憂鬱になって、全然「愉快じゃない」のです。

「サザエさんを見なければいい」と思って違う番組を見るのですが、番組が終わると「あ~、日曜日が終わってしまう・・・」と同じく憂鬱な気分になります。

憂鬱な気分にならずに月曜日の朝を迎えるには、日曜日の夜はどのように過ごせばいいのでしょうか?

[相談者:25歳男性/信用金庫/金融事務/入社3年目]

回答1:規則正しい休日を過ごして、月曜日にお楽しみを作る

毎日朝早くからの出勤と夜遅くまでの業務で、心身ともにお疲れのようですね。サザエさん症候群は日曜日の夜の過ごし方だけ改善するよりも、休日の過ごし方を見直してみたり、楽しみを作ったりすることで対策ができます!

「金曜日の夜から日曜日のお昼頃までは幸せを感じている」とのことですが、金曜日から日曜日の生活が昼夜逆転だったり、寝だめをしようとしてお昼ごろまで寝ていたりすると、自律神経が乱れて気持ちにも悪影響が出てしまいます。

なので、土日も規則正しい生活を心掛けて、朝起きて夜更かしせずに寝ることをおすすめします。というのも、朝太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされて、自律神経の乱れを予防できるからです。

私自身、以前の会社で、忙しくて深夜残業と早朝出勤が続いたときは毎日寝不足で、休日に寝だめをしていたことがありました。そのときは「仕事に行くのが嫌だなぁ・・・」と考えたり、うまく気持ちの切り替えができなかったりして、体調も崩しやすくなっていました。

でも、土日に休日出勤をしなければならない週が続いて、規則正しい生活をしたときは、月曜日に向けて、不思議と気持ちの切り替えがスムーズにできました。そのときに、規則正しい生活がいかに心身にとって大切なのかを実感したのです。

そして、月曜日にお楽しみを作ることも有効です。月曜日の夜に自分の好きなことをする、好きな食べ物を食べるなどの、ちょっとした楽しみがあるだけで、モチベーションは上がります。

私もよくコンビニのスイーツを買って帰ったり、ドライブをして帰ったりしていました。日曜の夜に月曜の楽しみを考えることで、憂鬱な気分もやわらぎます。

このように、サザエさん症候群の対策には、休日は規則正しく過ごすことと、日曜日の夜に月曜日のお楽しみを考えることが有効です!さっそく今週末から試してみてください。

回答2:ON・OFFのメリハリが大事。週末は思いっきり遊ぶ!

かなり残業が多くて心身ともに疲れ切ってしまっていますね。サザエさん症候群を乗り切るための対策は、仕事とプライベートのメリハリをつけることです。

今は一週間のうち仕事をしている時間が長くて、休日も頭のどこか片隅に仕事がチラついているのではないでしょうか?月曜日からまた一週間仕事が始まることを考えると、自然と日曜の夜は予定を詰め込まないで、自宅でのんびり過ごそうとしていませんか?

それがいけません!思いっきり遊んで、日曜の夜に憂鬱になる暇さえなくしてしまえばいいのです。

私も20代の頃、同じような気持ちになることがよくありました。そんなとき自分に言い聞かせていた言葉があって、「週末は木曜の夜から始まる!」です。

当時勤務していた会社は23時とまではいかないですが、21時頃まで残業するのが当たり前な社風でした。私も毎日の残業が苦痛だったので、対策を考えた結果、金曜まで待たずに木曜の夜から何かしら楽しみな予定を入れることにしていました。

友達とごはんを食べに行く、お菓子とアイスを気がすむまで食べる、欲しいものリストを作る、といった具合です。自分が楽しみに感じられるなら何でもよいのです。そして、週末は、金曜の夜から日曜の夜まで思いっきり遊びました。中途半端に遊ぶのではなくて、時間を忘れるぐらい思いっきり遊ぶのです。

サザエさん2

問題の日曜の夜の過ごし方ですが、次の週末の楽しい予定を考えながら過ごすとよいと思います。木曜の夜、金曜の夜、土日……どんな楽しいことをしようか考えていると、サザエさん症候群になる暇もありません。

「明日から仕事か……憂鬱だな……」と嫌なことに目を向けるのではなくて、「月曜から水曜まで頑張ったら週末は何をしよう!」とワクワクすることで頭をいっぱいにするのです。

このように、今までよりもオンとオフのメリハリをはっきりつけるようにしてみてください。仕事も遊びも全力投球がおすすめです!

回答3:私が意識している、サザエさん症候群の3つの対策法

最初に・・・、朝の清掃活動は、とても素敵な社会貢献ですね。私の勤務先の周りでも、月曜の朝だけですが、地元企業の人が掃除しています。ちょっぴり憂鬱な月曜の朝ですが、きれいになった歩道の植え込みを見ると、感謝の気持ちでいっぱいになります。社員の人は朝早く大変だと思うのですが、とても素敵なことだと思います。

さて、本題ですが、誰だって、休み明けの仕事はつらいです。私も日曜の夕方になると、憂鬱になります。でも、休日の過ごし方で、気持ちが楽になることがあります。そこで、「サザエさん症候群」対策で私が意識している3つの方法をお伝えします!

1.日曜日も平日と生活リズムを変えない

日曜日も平日と同じ時間に起きるようにします。休日だからといって遅くまで寝ていると、夜寝る時間が遅くなるし、早く寝ようと思っても寝つきが悪くなって、余計憂鬱な気持ちになってしまうからです。

2.休日の予定を事前に計画して、有意義に過ごす

家の掃除、ショッピング、遊びなど、休日に予定を入れます。やりたいことが予定通りこなせると気持ちに余裕ができるし、休日を満喫した気持ちになって、気持ちがスッキリします。

3.夕方以降は、自宅でゆっくり過ごす

日曜日の夕方からは、リラックスして過ごすことで、月曜日からの戦い(仕事)に備えます。私はお風呂に長めに入るようにしています。私の場合は、リラックスすることで、うまく戦闘準備態勢に入ることができます。

このように、休日を有意義に過ごしてから夕方を迎えることで、ずいぶん気持ちが楽になりますよ。ぜひ、実践してみてください!

回答4:平日とのギャップを小さくするために、仕事の要素を取り入れる

サザエさん症候群には、休日に少しだけ仕事の要素を取り入れるのがおすすめです。なぜかと言うと、平日と休日の生活にギャップが大きいほど、切り替えるためにエネルギーを使ってしんどくなってしまうからです。

例えば、小学校や中学校での夏休みが終わるときって、すごく気分がブルーになりませんでしたか?

私は日曜日から月曜日になるのも嫌でしたけど、夏休み明けほどつらいものはありませんでした。いつまでも寝ていられて、勉強もしなくてよくて、ゲームができて……とっても幸せな毎日だったのに、「明日から学校か……」と思うと「嫌だな~」と感じていました。

それは、夏休みが学校生活と全然違っていて、からだや心の調子を学校生活のリズムに戻すのがすごく大変だったからです。

同じように、平日の仕事の負担が大きいからこそ、休日は夏休みと同じくらい解放感があって、心身ともに一気にゆるめてしまうのです。でも、ゆるめればゆるめるほど、次にしめ直すために大きなエネルギーが必要になって、サザエさん症候群に陥ってしまいます。

そんなときは、負担にならない程度に平日と同じ要素を日曜日に取り入れてみるのです。例えば、平日と同じ時間に起きて食事をとってみる、日曜の夜には少しだけ明日のタスクを確認して取り組む手順を考えてみる、などです。

そうすれば、平日と休日のギャップがゆるやかになって、日曜の夜に感じるゆううつな気分も軽くなるはずですよ。

ということで、サザエさん症候群の対策には、日曜日にあえて少しだけ仕事を取り入れて、平日と休日のギャップをなだらかにしてみてください。

回答5:「日曜の夜の過ごし方」という短絡的な問題ではない

朝7時半から23時頃まで働かれているということで、かなり長時間労働であることが伝わってきます。「サザエさん症候群」で済む範囲なら良いのですが、「憂鬱な気分である」ことが非常に気になります。

そこで、「日曜の夜の過ごし方」という短期的な問題ではなくて、「本当に今の働き方を続けて大丈夫なのか」ということに一旦向き合ってみることをおすすめします。

私は人事としてメンタルダウンしてしまった人の対応もよくするのですが、「初期にもっと対応できていれば・・・」と思うことが非常に多いです。みなさん、たいていダウンするよりももっと前の段階でシグナルが出ていて、そのときに対応していれば、お休みをせずに済んだケースばかりです。

一度お休みするまで症状が進んでしまうと、その後もぶり返しやすくなるなど、苦しい状況が長く続きます。今は「憂鬱だ」という気持ちのみかもしれませんが、これがもっとひどくなると、鬱などの病気に進むことも大いにありえます。

ですから、「日曜にどう過ごせば憂鬱でなくなるか」という短期的な対策ではなくて、「今の仕事のやり方は自分にとって本当に大丈夫なのか?」「続けられそうなのか?」と真剣に自分に問いかけてみてください。

サザエさん5

その結果、「このままでは、まずいかもしれない」と思ったら、上長へ相談してみたり、社風として全くそれが聞き入れられないような環境だったら、転職も視野に入れることを考えたほうがよいです。

「憂鬱」以上の状態になってからでは、相談や転職も難しくなります。ぜひ一度、今の働き方に問題がないか、向き合ってみてください。

回答6:なぜ今の仕事に就いたのかを考えて、やりがいを取り戻す

本来、日曜の夜は明日からもしっかり仕事ができるよう早く寝たり、休み気分で仕事をしないようにONとOFFを切り替える時間として過ごしてほしいです。

ですが、今回のような、支店長(上司)の過度な仕事熱と自分の仕事へのスタンスのギャップを感じて憂鬱になっている場合、その原因と見つめあう時間として過ごすのがよいでしょう。日曜の夜は特に時間がありますから、いま一度、自分の仕事について考えるのはいい機会です。

まずは、なぜ今の仕事に就いたのかを思い出してください。「お客さんを笑顔にしたい」「世の中を便利にするサービスを提供したい」「お客さんの希望を叶えたい」など、仕事の基本は、お客さんを幸せにするためにあります。相談者さまも、やりがいを感じたから、今の仕事に就いたのではありませんか?

その視点で、上司の行動の理由を考えてみてください。信用金庫は、地域の中小企業の支援と活性化が主な役割です。支店長からすれば、自分ができることといえば、遅くまで仕事をすることと、朝の清掃活動をすることくらいしかなくて、「地元を元気にしたい」という彼なりの考えかもしれません。

上司の考えが理解できないときは、自分の意見を伝えることを考えてみてください。朝の清掃がパフォーマンスだけなら、「シフト制にして負担を減らして、その分、本業に専念しましょう」と提案してみるのです。

また、上司の顔色をうかがっているだけの残業であれば、「お先に失礼します」と帰ってしまいます。「なんだ、もう帰るのか」と上司に言われたら、「明日も頑張るために早く帰れるときは帰ります」と意見してみるのも手です。

仕事そのものへの情熱を失っているのであれば、転職を検討してもいいですが、今の段階は、上司との考えの違いの溝が埋められないことが不満になって、憂鬱につながっているのです。もう一度、なぜこの仕事に就いたのか、その理由を思い出してください。仕事のやりがいを取り戻せば、日曜の夜に憂鬱になることはありません。

回答7:「やらされ仕事」を「やりたい仕事」に変える

相談の文面に「みんな○○させられて」「なくてはならない」「強いられている」といった表現がありますが、これが憂鬱の根本原因だと思いました。

私がこれまで勤めてきた8社を振り返ってみると、憂鬱な日曜の夜を過ごすことが多かった会社と、「明日からまた頑張ろう!」と前向きな気持ちで日曜の夜を過ごせた会社に分かれます。

日曜の夜が憂鬱に感じてしまう会社は、トップダウンで仕事のやり方が決められている会社が多かったです。個人の裁量で仕事が進められなくて、「やらされている感」が強いと憂鬱になってしまうのです。

そこで、現在の職場が「やらされている感」ばかりの業務内容なのであれば、自分自身が「やりたい!」と思える業務に取り組めるように、まずは異動を希望してみてください。異動が難しいようでしたら、転職も視野に入れてください。

私も転職によって、「やらされている感」を感じない、理想の職場にたどり着きました。今は日曜の夜でも憂鬱になることはありません。

ということで、日曜の夜に憂鬱になってしまうのは、日曜の夜の過ごし方の問題ではありません。今の職場が「やらされ仕事」で、働く意義を感じられていないのが原因です。大事な20代をやらされ仕事で過ごすのはもったいないです。異動か転職の道に進んで、「やりたい仕事」ができる環境を手に入れることをおすすめします。

3行まとめ:サザエさん症候群の対策法

  • 憂鬱になる暇さえないほど遊んだり、月曜や週末の楽しい予定を考える
  • 規則正しい生活をしたり、仕事要素を入れて、平日とのギャップを小さくする
  • 就職した理由や当初の気持ちを思い出して、仕事へのやりがいを取り戻す

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