「転職に失敗した」と思ったらすぐに辞めるべき?

今回は「転職に失敗したと思ったらすぐに辞めるべき?」という悩みにお答えします。

私は大手ゴルフメーカーで販売の仕事をしていたのですが、一緒に働いていた先輩の誘いで、「うちの会社ならもっと稼げるよ」と、先輩の親族が経営する太陽光発電の訪問販売会社に転職しました。

実際に転職してみると、想像していた以上に非常に過酷な販売営業の仕事でした。具体的には、1日100軒以上の個人宅を訪問しないといけません。実際に話せるお宅は5件ほどで、契約に至っては1ヶ月に1件あればいいほうです。

給料も歩合制なので、前職のほうが良くて後悔しかありません。私が無知だったこともあってという、先輩のうまい話を鵜呑みにしてしまいました。

入社2ヶ月目ですが、転職に失敗したと感じています。すぐに辞めて別の会社を探すべきでしょうか?短期間での退職は、次の転職に影響しそうで躊躇してしまいます。

[相談者:27歳♂/太陽光発電の訪問販売会社/訪問販売/入社2ヶ月目/前職の年収300万円~400万円未満/独身]

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回答1:転職活動はすぐに始めるべきだけど、退職するのは待って

転職先は自分の思い描いていた仕事と違っていたようで、残念ですね。

今の状況を人に相談すると、「とりあえず3年は続けたほうが・・・」と言われると思います。確かに、もう少し頑張ってみる選択肢もありますが、転職したい気持ちがあるのでしたら、私はすぐに転職をおすすめします。

なぜなら、現在27歳、20代は一番身動きをとりやすい年齢だからです。私は、同じような状況で転職を希望する人のサポートを数多く担当してきました。特に、営業職の求人はたくさんありますし、今ならまだまだやり直しが効きます。

今回は、転職に失敗してしまったわけですが、きちんと仕事内容を把握された上で転職しましたか?次の転職に成功するためには、会社選びや仕事内容のリサーチにはしっかり時間をかけたほうが良いです。

なので、転職活動はすぐにスタートするべきですが、今の会社を退職するのは次の転職先が決まってからをおすすめします。仕事がなくて焦って転職先を決めてしまうのを避けられるからです。

また、働きながら効率よく条件に合った仕事を探すには、人材紹介会社に登録するのもおすすめです。希望に沿っている求人を紹介してくれますし、応募企業に直接聞きにくい給与条件も、担当コンサルタントが確認してくれます。

そんなわけで、転職に失敗したと感じていて、すぐに辞めるべきか頭をよぎったのでしたら、今の会社に在籍したまま転職に向けてのステップに進みましょう。

回答2:転職に踏み切るのは最大限の努力をしたあとで

お話を伺う限り、シビアな労働環境とお見受けしました。ですが、いかなる理由であっても転職の決断をしたのは自分自身ですよね。「失敗した」と早々に結論づける前に、自分の決断を成功に導くための最大限の努力はするべきです。

というのも、元・キャリアアドバイザーとしても、元・採用担当者としても、今すぐの転職は「この人はすぐに諦めてしまう人なんだな」というイメージを抱いてしまうからです。

在籍期間は2ヶ月でも6ヵ月でも短期間での転職には変わりないので、転職活動に影響を及ぼすでしょう。そこで、今回の転職を通じて「何を反省して、どんな努力をして、今後にどう活かせるのか」という学びを得ておくことが大切です。

たとえば、「先輩の話を鵜呑みにしてしまった」という反省とともに、「それでも必死に努力して、給与アップを目指しました。その結果○○でした。そこから△△という学びを得ました」といった感じです。

今回の失敗経験をプラスのイメージとして伝えられるくらいの努力をしておかないと、面接で効果的なアピールはできません。面接だけでなくて、次の職場でもつまづいて、同じことの繰り返しになる可能性が高いです。

というわけで、転職自体は否定しませんが、今すぐではなくて、転職に至るまでのプロセスにこだわって、現職で最大限の努力をしておくことをおすすめします。

回答3:短期間の在籍期間でも大丈夫。迷わず転職を!

転職してまだ2ヶ月だと、悩んでしまう気持ちもよくわかります。ですが「転職に失敗した」と思っているのなら、すぐにでも転職すべきです。なぜなら、転職する気持ちはもう固まっているように感じたからです。働きたくない会社で我慢して働き続けるのは時間のムダです。

相談内容を拝見すると、転職するかどうかよりも「在職期間2ヶ月で退職する」ことが不安なのかなと思いました。短期間で退職しても、きちんと対策を練れば転職先は決まります。

最低でも3年は働き続けないと、どこにも転職できない」って本当ですか』の回答でも書きましたが、在職期間は採用・不採用にそれほど影響しません。たとえ2ヶ月で退職したとしても、採用担当者が納得できるような退職理由を説明できれば大丈夫です。

人材コーディネーターとして働いていたときも、在職期間が短くて転職している人はたくさんいました。それを何度も繰り返していたり、退職理由が毎回「業務内容が合わなかったから」だと就業意欲を疑ってしまいますが、短期間で辞めた理由が納得できるものであれば全く気になりませんでした。

今回の場合ですと、安易に転職に踏み切ってしまった失敗を素直に認めたうえで、次に応募する会社でなくてはならない志望動機を伝えられれば大丈夫です。

ということで、今すぐにでも転職活動をはじめることをおすすめします。まだ20代という若さですから、対策をしっかりして臨めば転職先の選択肢はいくらでもありますよ!

回答4:空白期間をつくらないように、転職先を見つけてから退職する

過酷な労働環境で働くことはとても苦しいですね。納得いかない部分も多くあるようですが、現在の状況では転職先を見つけてから退職するのが賢明です。

なぜなら、私が人事マネージャーとして毎年数十名の中途採用に関わった経験から、短期間での退職よりも退職後の空白期間のあるほうが、転職でのデメリットが大きいと考えられるからです。

入社して数ヶ月で退職した経歴はプラスにはなりませんが、過酷な労働条件などを客観的に履歴書や面接で伝えれば、「過酷な環境が退職の原因だったんだな」と一定の理解をすることができます。

ですが、空白期間があると「転職先も見つけずに退職した」ということから「計画性のない人かも知れない」という評価につながります。そして、空白期間が長くなってしまうと「他の企業でも採用されなかったのでは?」と疑問を持ちます。それだけ、空白期間があるほうが、デメリットは大きいということです。

こうした理由から、退職後の空白期間をつくらないようにするために、すぐに退職するのではなくて、転職先を見つけてから退職することをおすすめします。

回答5:前職で培ったスキルが鈍る前に、前向きに転職活動を

甘い話に乗ってよく考えずに転職してしまって、後悔しているようですね。「転職するか、しないか」と迷いながらダラダラと今の仕事を続けていても、状況は良くなりません。大手メーカーの販売で培ったスキルが鈍ってしまう前に、ご自分のスキルを活かすために前向きに転職活動をしてみてください。

「最低でも3年は働き続けないと、どこにも転職できない」って本当ですか?でもお伝えしましたが、入社したばかりだからこそ、会社内での人間関係や仕事のしがらみも少なくて、ご自分のスキルを無駄にする期間も短くて済むメリットがあります。

私が勤務していた職業訓練校でも、前職を短期間で退職した受講生が複数名いましたが、短期間の職歴を覆すくらいに、履歴書や面接で「自分のスキルを活かしたい」という熱意を伝えて無事に就職していました。

「今回の転職が失敗だったから転職する」というマイナスな気持ちではなくて、「自分のスキルを活かせる仕事をしたい」というプラスの情熱を前面に出して、転職活動をすることが大切なのです。

このように、ご自分のスキルを活かすために前向きな転職活動をすれば、短期間の職歴も覆すことができます。入社したばかりで、しがらみもない今が転職のチャンスです!すぐに転職活動を始めて、納得のいく転職先で活躍してください。

回答6:失敗してしまった原因を明確にした上で転職する

入社前に聞いていた話と全く違う場合や、労働環境が過酷で体調を崩しかねない場合は、早期に退職するのも悪くはありません。このときに大事なのは、「どうして失敗してしまったのか」を振り返ることです。なぜなら、次の職場でも、また同じような理由でやめる可能性があるからです。

私がキャリアカウンセリングをした人の中で、会社のいいところばかりにフォーカスして、「思っていたのと違った」という理由で転職を繰り返している人がいました。

よくよく話を聞いてみると、「ずっとしている趣味がとても大切で、土日休みは必須」「お金はそこそこでいい」という考えであることがわかりました。それにも関わらず、給与や待遇の良さに惹かれて、休みが取れないような会社に行くことを繰り返していたのです。

キャリアカウンセリングによって、「何が自分にとって大事なのかわかっていないために転職を繰り返している」ことに気がついたため、その後は休みがきちんと取れる会社を主軸に探して、今は長く働き続けています。

今回のケースでは、労働環境が過酷なことを踏まえると、転職はいたしかたないと思います。ですが、「なぜ転職に失敗してしまったのか」「どんなところがやめるほど嫌で、何があれば仕事を続けられるのか」は、今一度考える必要があります。

自分だけでは気づかないことも多いので、転職エージェントに登録して、キャリアカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

ということで、失敗した理由をしっかりと振り返ってから、転職先を探してください。

3行まとめ:「転職に失敗した」と思ったときに取るべき行動

  • 今すぐ退職するのではなくて、転職先が決まってから退職する
  • 失敗した原因を明確にして、現職での学びを得てから転職活動を始める
  • 短期間での退職は問題なし。むしろ会社に馴染んでいない今がチャンス
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