会社の忘年会に行きたくない。仮病を使って欠席しても良い?

今回は「会社の忘年会に行きたくない。仮病を使って欠席しても良い?」という悩みにお答えします。

不動産会社の店舗で賃貸営業の仕事をしています。私の働く会社の忘年会は、毎年ホテルのパーティールームを貸し切って大々的に行われます。全国の店舗のスタッフや本社の経営陣も集まって200人以上の人数になります。

華やかな場が苦手で人見知りな私は、初めましての人もたくさんいる忘年会が嫌で行きたくありません。また、お酒もほとんど飲めないため、酔っ払った人たちのパーティーピーポーなノリについていけないのも行きたくない理由の一つです。

忘年会の時期が近づくと動悸がするほど苦痛なのですが、当日は仮病を使って欠席しても良いものでしょうか?一年に一度なので、割り切って出席するべきでしょうか?

[相談者:25歳♂/不動産/営業/入社3年目/年収200万円~300万円未満/独身]

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回答1:仮病を使うことは問題。毎年欠席しても疑われない準備をする

会社の忘年会を動悸がするほど苦痛に感じているのは、とても悩ましいですね。体調に影響が出るほど参加したくないのでしたら、仮病以外の方法を入念に準備して欠席することをおすすめします。

というのも、社内イベントなどの行事に参加したくない人がいることは暗黙の了解となっているため、欠席が問題になることはあまりありません。ですが、仮病で欠席したことがみつかると問題となるからです。

前職で、忘年会に限らず、毎年の社内イベントを欠席する従業員がいました。彼は仮病で休んだことが発覚してしまって、周りの人たちとの関係が悪くなってしまいました。

やはり、嘘をついて仮病を理由に休むことは問題なので、仮病以外の理由を用意することが大事です。

たとえば、日頃から「旅行好き」をアピールしておいて、忘年会の日に旅行の予定を入れるのは使えます。前職で毎年年末になると旅行に行く同期がいて、よく忘年会と旅行の日程が重なっていました。

社内では「旅行好き」という印象が付いているので、有給の申請時に「その日は忘年会だぞ」と言われたり、「忘年会の日に旅行って・・・」と噂が立つこともありませんでした。

ということで、会社の忘年会を休むこと自体は問題ではありません。動悸を感じるまでに参加したくないのであれば、しっかりと日頃から準備をして、毎年欠席しても不審がられない理由を作っておくことをおすすめします。

回答2:「体調の不安がある」とあらかじめ上司に相談する

会社の大規模な忘年会に行きたくなくてお悩みのようですね。私が新卒で入社した会社にも、全事業所の社員が集まってホテルの会場で行なわれる大規模な忘年会と納涼会がありました。そして、同期や先輩・後輩にも、さまざまな理由で「行きたくない」という人がたくさんいました。

忘年会の時期が近づくだけで動悸がするということは、実際に忘年会に出席すると体調が悪くなると想像できます。なので、まずは上司に「動悸がすること」や「体調の不安があって、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性があること」を相談してみることをおすすめします。

というのも、忘年会などの会社が主催する行事の目的は、慰安以外にも、業務を円滑にするための社員同士の交流や顔合わせ、社員の人間性や性格、社員同士の相性の確認などが含まれています。

なので、毎回仮病を使って欠席してしまうと、上司の印象を悪くしたり、自分の評価を下げたりしてしまうことにつながってしまいます。

私の先輩にも、普段の飲み会は参加するけど、会社規模の大きな飲み会には参加しない人がいました。その人は、香りにとても敏感で、香水の香りがする場所だと片頭痛が出てしまうことを、あらかじめ上司に相談して了承を得ていました。

前もって相談しておくことで、上司の印象にも評価にも大きな傷がつかずに済むのです。

というわけで、まずは忘年会が近づくと動悸がすることや、参加すると体調に不安があって周りに迷惑をかけてしまうかもしれないことを上司に相談してみてください。動悸がすると業務に支障が出てしまう可能性や周りの人に迷惑をかけたくないことを強調すれば、理解してもらいやすくなります。

回答3:行事企画サイドの本音は、「欠席自体は全然問題なし」

忘年会が体調に影響が出るほど苦痛でしたら、家庭の事情や私用など適当な理由で断って構いません。波風を立てない無難な理由なら、嘘も方便です。ただ、当日の体調不良は、当日までの期間も気になってしまうと負担になると思うで、あまりおすすめしません。

というのも、私は管理部門に所属しているため、社内行事の企画サイドになることもありますが、断る人たちは必ずいますので断られても気にしませんし、理由も覚えていません。ましてや、事細かくそれを上層部に報告することもありません。

私だけでなくて、他のメンバーも会社の方針で「仕事」と割り切って企画している人が多いので、社員に業務外の行事への参加を声かけするときは申し訳ない気持ちすら抱きます。

そのため、断られても気にならないどころか、悩んでストレスを抱えたり、ドタキャンされるなら、はじめから断ってもらうほうが気が楽です

また、断り続けていれば、「こういう行事は参加しないタイプなんだな」ということがだんだん伝わります。そうすれば、周りもしつこく誘ったり、理由を聞くかなくなり、毎年の悩みも軽減されるでしょう。

ということで、他にも断る人はいますし、周囲はそこまで気にしていないので、適当な理由で早めに断りましょう。そのほうが、短期的にも長期的にもストレスを回避できます。

回答4:忘年会は、単なる飲み会ではなく1年に1度のチャンス!

忘年会は、お酒の席といえども羽を伸ばせないですし、無礼講といっても上司に気を使わないといけません。本音をいえば、「仕方なく参加している」人がほとんどではないでしょうか。ですが、忘年会を飲み会ではなく、「自己実現の場」だと意識を変えてください。

実は、私も飲み会としての忘年会を満喫できるほうではありません。参加しても隅っこで、ちびちび飲んでいることが多いです。

ところが、ある年の忘年会のことでした。私のところに社長がふらふらっとビール片手にやってきて、「お疲れ様」とお酌に来たのです。

突然の出来事でやや驚きましたが、とっさに、「実は考えていた販促企画があるのですが……」と相談したところ、「おぉ、それは面白い。ぜひ進めてくれ」と好反応を得られました。

お酒が入っていて社長がご機嫌だったのも要因だったと思いますが、このあと、これを後ろ盾に「社長のお墨付きをいただいた案件だ」とグイグイ押して、企画を実現させた経験があります。この年の忘年会は、私にしてみれば飲み会ではなく、トッププレゼンの場になったわけです。

相談者さんの会社では、相当、忘年会に力を入れていることがわかります。全国からスタッフが集まるとなれば、成績の良い営業マンから秘訣を聞くこともできますし、直接、経営陣と意見交換することもあるでしょう。

人見知りを克服するための訓練の場にもなります。意識を変えれば、一見、単なる飲み会と思える忘年会にも様々な可能性が潜んでいるのです。

なお、これは忘年会に限らず、社内行事に共通して言える考えです。以前、「社員旅行の温泉が嫌で行きたくない場合の断り方」の回答でもお話しているので、あわせて読んでみてください。

まとめると、忘年会は、1年に1度のチャンスです!「割り切って」ではなく、「前向き」に参加してみてください。

回答5:参加と欠席のデメリットを考えたら、仮病で欠席してOK

結論から言えば、仮病で欠席して良いです。動悸など具体的に心身に影響があるほど行きたくない忘年会なのであれば、無理して参加する必要はありません。

参加しないことによるデメリットといえば、一部の社員から「付き合いが悪いやつだ」と思われるくらいでしょう。ですが、通常の業務で実害が生じることはありません。日々の業務でしっかりと結果さえ出していれば、後ろ指さされることなく日々を過ごすことができます。

むしろ、相談者さんの場合、参加することで生じる心身のデメリットのほうが大きいでしょう。年に一度の会社の行事だからと、自分の本心に嘘をついて参加することは、自分の尊厳を踏みにじる行為です。

私もこれまで8社の職場を経験しましたが、職場の忘年会に参加したがらない社員は必ずいました。ですが、参加しなかったことで業務上の実害が生じて困っている社員はいませんでしたよ。というわけで、無理せず、仮病を使って欠席しましょう。

回答6:私が200人規模の社内パーティを欠席した結果

忘年会は、本来業務外の行事で、参加の必要性はありません。動悸がするほど行きたくないのでしたら、欠席で全く問題ありません。

私が前職で所属していた会社でも、「クリスマスパーティー」として、同じように全国の店舗のスタッフや本社の経営陣が200名近く集まるパーティーがありました。

もちろん出席したほうが良いものではありましたが、私もお酒が飲めなくて、歌ったり踊ったりするノリが好きでないため、出欠確認メールに「欠席」と返しました。

すると、「なんで?楽しいのに」などと言われましたし、当日はパーティーに向かう人が多いので、多少は気まずい気分もありました。

ですが、パーティーが終わってみると、私が参加したのかしなかったのか、覚えている人などいませんでした。200名もいる会場だと、誰がいて誰がいなかったのか、細かくチェックしている人はいないためです。

その証拠に「クリスマスパーティーのご飯おいしかったよね」と、参加したと思われて話されたこともありました。

今回の場合も、パーティー参加者が200名以上と大規模なので、欠席したことが目立つことはないでしょう。

ただ、仮病を使うと、翌年も欠席するときに同じ理由が使いにくくなってしまいますので、素直に欠席だけ伝えるのがよいと思います。忘年会は仕事ではないですので、あまり気に病みすぎず、欠席して大丈夫です。

回答7:私は嫌々研修会に参加したけど、行って良かった

私の同期にも、お酒が飲めなくて忘年会が苦手な人がいました。お酒が飲めないと、周囲のテンションに合わせるだけでもパワーを使いますよね。相談者さんのお気持ちはよくわかります。

ですが、ここは腹をくくって出席してみることをおすすめします!なぜなら、意外と得るものがあるからです。

私が過去に働いていた会社で、年度末に1泊2日で研修会(という名目の親睦飲み会)が開催されたことがありました。初めての開催ということと、年度の振り返りを兼ねることもあって、「もちろんみんな行くよね」という雰囲気だったのですが、私はどうしても行きたくありませんでした。

なぜなら、研修会2日目の土曜日に温泉旅行の予約をしていたからです。研修会の日程が決まる前に温泉旅行を予約していたので、それを理由に断ろうかとも思いました。ですが、悩んだ結果、日帰りで行くことにしました。

本当はとても行きたくない気持ちで参加した研修会でしたが、結果的には、「行って良かった」と思いました。理由は、次の2つの収穫があったからです。

1.他支社の人たちとの距離が縮まった

電話ではよく話していた人たちと実際に会って話をすることで、お互いに心理的な距離が縮まりました。今まで以上に仕事の相談や成功事例の共有ができるようになって、刺激を受けながら仕事ができるようになったのです。

2.上司に私のことをよく知ってもらえた

それまでは数ヶ月に1回、軽く仕事の話をするだけだった取締役と、ざっくばらんに話す機会があって、私の人柄を知ってもらうことができました。また、会社行事への参加は必要最低限にしたいことをやんわりと伝えたので、それ以降、飲み会を断りやすくなりました。

このように、忘年会のような多くの人が集まる場は、普段話さない人と話す機会があるので、あとになって「行っておいて良かったな」と思える可能性大です!なので、一年に一度だと割り切って参加してみてください。

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