キャリアウーマンになりたいなら、転職するべき?

キャリアウーマンになりたいけど、今の会社が男性優位の会社なら、転職したほうがいいです。相談事例を元に詳しく解説していきます。

キャリアウーマンになりたいのですが、転職するべきか迷っています。今は経理事務員として働いているのですが、キャリアアップをどうしていけばいいかわかりません。

毎日やることは決まっていて、経理の仕事以外に、女性社員ということで来客対応、営業社員の補佐的な役割をしています。

うちの会社は「女性は会社の窓口。男性社員を支える存在であってほしい」と考えている男性社員がほとんどです。役職についてる人は全員男性社員で、年齢が上がるとともに男性は役職に就きますが、女性で現役で役職に就いている人はいません。

結婚や出産を機会に辞めていく女性社員が多いからだと思いますが、男性と肩を並べて働ける環境でないことは確かです。女性の社会進出も一般的になってきた時代なのに、今の会社では実現できない気がしています。

女性でもキャリアウーマンとして役職に就いて、部下も抱えてながらバリバリ働いて、お給料もたくさんいただきたいです。転職すれば実現できるでしょうか?

[相談者:31歳♀/航空機器の設計/経理事務/新卒入社8年目/年収200万円~300万円未満/独身]

キャリアウーマン0

回答1:私は転職によって、キャリアウーマンの道を切り開いた

回答者:にひら(人事&キャリアコンサルタント)
転職回数:3回


理想の「キャリアウーマン」像が、質問にあるとおり「役職について、部下も抱えながらバリバリ働いて、お給料も多い」というものなら、転職で実現が近くなる可能性が大きいです。

というのも、会社の体質は数年で変わるものではないからです。これは、実際に私が体感したことです。

私も、キャリアウーマンとしてバリバリ働くことを望んでいますが、前職ではまさに「男性優位」の会社にいました。役員はもちろん、管理職に女性は1人もいなくて、女性は基本的にサポート業務でした。

その中で、人前でプレゼンをしたり、出張や大きな会議に出たりする女性は私一人でしたが、褒めてもらえることが多くて、高い評価ももらえていたので、きっとキャリアウーマンの道が切り開けると思っていました。

ですが、結果を残しても時間がたっても、一向に昇格できませんでした。一方で、私より仕事のできない男性社員がどんどん昇格していました。

そんな中、キャリア面談で「にひらさんなら、女性初の管理職になれるよ。この調子なら最短で45歳くらいで課長職だね!」と言われたのです。私は「そこまで年をとらないと管理職になれないのか・・・」と唖然としました。

その後、別の理由もあって、女性管理職が50%以上の会社に転職したのですが、1年で係長クラスになって、30代前半での管理職登用がほぼ確実になっています。給与も1.5倍近くになりました。

私が今いる会社のように、有能な人なら性別は一切関係なく、機会を与えてくれる会社はたくさんあります。逆に、男性優位を変える気のない会社は、これからもしばらくは変わらない可能性が高いです。

今の会社が、現時点で環境を変える具体的な策を講じていないなら、転職してしまったほうが早くチャンスを掴むことができるので、おすすめです。

回答2:転職はあくまで手段。転職後の努力と成果が大切

回答者:仲森(元人事&キャリア・ディベロップメント・アドバイザー
転職回数:7回


能力ではなくて、女性という理由で仕事内容が制限される職場では、キャリアウーマンとして活躍するのは困難です。なので、性別に関係なく平等に評価される環境へ転職するのはオススメです。

ですが、転職によって必ず実現できるとは限りません。今のあなたが魅力的に感じる職場は、キャリアウーマンになりたいと思っている他の女性にも魅力的に感じるはずです。

理想とするような「部下も抱えて」「バリバリと」「お給料もたくさん」な仕事を実現するためには、同様に高い理想を掲げた社員と競争して、より高い評価を得なくてはならないのです。女性であることを理由に差別はされませんが、楽でもありません。

実際、私が働いていた人材紹介会社は、女性にとってはまさにキャリアウーマン志向でないと続けられない職場で、その環境で奮闘する女性を見てきました。

会社から課せられた高い目標を達成するために、心身ともにすり減らしながら働いた結果、役職を得てリーダーシップを発揮する女性もいましたが、ハードワークに耐えられず多くの女性が退職していきました。それだけ厳しい競争環境にさらされるということです。

まとめると、環境を変えるだけではキャリアウーマンになれません。転職後も努力を重ねて、成果を出し続けた結果が、あなたをキャリアウーマンにするのです。転職する場合は、その覚悟をもって頑張ってください。

回答3:キャリアイメージを明確にして、転職とキャリアップに備えて

回答者:成瀬(人事&産業カウンセラー&キャリアコンサルタント)
転職回数:1回


前時代的な印象の会社にお勤めのようですね。今後、何かのきっかけで女性活躍が進む可能性はゼロではありませんが、実際どうなるかわかりません。

私は、キャリアの大切な時間を無駄にしないためにも、性別によらず活躍できる環境への転職には賛成です。ただ、「役職に就いて、部下も抱えながらバリバリ働いて、お給料もたくさん」となるかはご自身の取り組み次第です。

そこで、転職とその先のキャリアアップも見据えて、どんな能力を身に付けて強めていくか、仕事で成し遂げたいキャリアイメージを明確にすることをおすすめします。

私の職場では、管理職、さらには役員にも女性を登用しています。優れた実績や能力を認められて昇進して、そこには性別が不問というだけです。

採用時も同じく性別不問です。ですが、特に中途採用では即戦力を求めるので、どんな実績や能力があるかなど、入社後の活躍イメージが重要になります。

なので、現職は決められた仕事が中心で実績を積むことが難しくても、専門性や能力を裏付ける資格取得に励んだり、仕事上で感じている課題とその解決策を考えて、PRできるようにしましょう。

また、ご自身の専門性や能力を棚卸ししたり、仕事で実現したいことを明確にしておくと、入社後のキャリアアップの方針となって、目的地を持って邁進できます。

というわけで、あらかじめご自身のキャリアイメージを明らかにして、活躍できる環境への転職と、キャリアアップを目指してほしいです。

回答4:転職よりも「今の会社で仕事がデキる人」になる努力をする

回答者:小池(元・職業訓練校職員)
転職回数:2回


キャリアウーマンになりたいものの、現状とはほど遠いことからお悩みのようですね。

でも、キャリアウーマンは「仕事がデキる女性」のことなので、「なりたい」という希望だけでなれるものではありません。要するに、キャリアウーマンというのは、それまでの努力と成功の積み重ねで次第になっていくものです。

なので、まずはキャリアを積んでいくために、転職ではなくて今できる努力をすることが先決です。

私が新卒で入社した会社にもキャリアウーマンの先輩が何名もいました。入社してしばらくはまだ男性が優位の時代でしたが、多くの先輩は通信教育や資格取得などの努力を長年コツコツと続けていたそうです。

また、どの人も自分の仕事だけではなくて、他部署の社員とも積極的に交流して、会社全体の流れや取引先のことまでよく理解していました。中には「キャリアウーマンになりたかった」というよりも、「結果としてキャリアウーマンになった」人もいました。

キャリアウーマンの先輩の共通点は、どの人も仕事に対して真摯で会社のことを理解し、常に学び続けていることでした。

ということで、すぐに転職するよりも、資格取得や会社についてじっくりと勉強して、まずは「今の会社で仕事がデキる人」になることを目指してみてください。努力を重ねながら実力を付けて評価を上げる習慣が身に付けば、キャリアウーマンへの道も拓けます!

回答5:「自分のやりたいことは何か」を掘り下げてから転職を

回答者:澤井(元・人材コーディネーター)
転職回数:4回


結論から言うと、このまま転職をしてもキャリアウーマンにはなれません。なぜなら、今の状態だと「キャリアウーマン」のイメージだけが先行していて、目標が曖昧すぎるからです。もし転職をするのでしたら、「自分のやりたいことは何なのか」をもっと掘り下げて考えるべきです。

私は、新卒で生命保険営業の仕事に就きました。「専門的な知識を身につけてお客様の役に立ちたい」という思いからこの仕事を選びましたが、実際に働いてみると、その気持ちだけではやっていけないことも多くて、2年で転職をしました。

そのときに自己分析をして考えたことは、やはり「『対企業』よりは『対個人』の仕事をしたい」ということと、「もっと人に寄り添ってサポートできる仕事がしたい」ということでした。

その思いをベースに転職活動をした結果、人材コーディネーターという仕事に出会って転職することができました。最初は契約社員だったのですが、その後、また転職をして正社員になることができました。

私は役職に就いていませんでしたし部下もいなかったので、相談者さまのイメージしている「キャリアウーマン」とは違うかもしれませんが、自己分析をしてどんな仕事をしたいのか明確にしてから転職活動をした結果、キャリアアップできました。

収入も増えましたし、責任ある仕事を任されることも増えて、楽しく働くことができました。

ということで、まずは自己分析をしてみることをおすすめします。どんな仕事にやりがいを感じるのか、自分の得意なことはどんなことなのかを考えてみると、キャリアアップの道も見えてくると思います。

回答6:今の環境で努力しても無駄になる可能性が高い

回答者:すみおか(元人事マネージャー&キャリアコンサルタント)
転職回数:1回


キャリアアップを目指したくても、女性というだけで叶わない環境で働くのは、とても納得ができませんよね。今回のような場合は、転職することをおすすめします。

なぜなら、女性に対する考え方が古くて、他の女性社員も出産や結婚で退職している会社の環境を変えるのはとても難しいため、がんばっても無駄になってしまう可能性が高いからです。

相談者さまの会社のように、女性の社会進出が進んだ現代でも、まだ男性優位の考え方が残っている会社は多いです。男性優位の考えを持つ経営層や管理職がいる限り、状況が変わることはほとんどありません

ですので、キャリアアップが難しい環境で努力するよりも、そのパワーを将来の自分のために使うほうが有意義です。

私はキャリアコンサルタントとして、キャリアアップができずに苦しんでいる人の相談を受けたことがあります。

それらの人たちは、これまでの経験や能力を棚卸して強みを明確にして、将来のキャリアデザイン(職業人生の構想・設計)がはっきりしたあとは、今まで溜まっていたパワーが溢れるかのように一気に転職活動をして、転職に成功していました。

転職直後の給与は下がりましたが、努力次第でキャリアアップして昇給が可能だったことから、モチベーションを高く持って転職できていましたよ。

というわけで、キャリアアップが難しい環境で努力するよりも、キャリアデザインを明確にして、キャリアアップできる環境に転職することをおすすめします。


以上「キャリアウーマンになりたいなら、転職するべき?」の回答でした。
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