一般事務から医療事務(少人数の職場)への転職体験談「本当に人間関係が楽で、転職してよかったです」

シゴトアンサー編集長のささめです。今回は「性格の悪いお局様上司への怒りが爆発した」という理由で、小規模病院の医療事務へ転職して、人間関係のストレスがない職場で働くことに成功した若本さん♀のインタビューをお届けします。

転職成功者インタビューVo.3:若本さん(1983年生まれ♀)

住まい:愛知県
最終学歴ランク:専門卒
インタビュー当時の家族構成:本人(35歳)夫(36歳)長男(12歳)次男(6歳)
転職前:手取り月収22万円、年収340万円
転職後:手取り月収16万円、年収280万円
転職前:一般事務
転職後:医療事務

「同じ仕事を淡々としているだけで、やりがいはなかった」

――現在はどんな仕事をしていますか?
愛知県にある病院で医療事務をしています。私が働いているところは外科で、受付をしたり、レセプトを書いています。

――前職はどんな仕事をしていたのですか?
前職は事務職で、書類作成やデータ入力、郵便物の仕分けをしたり、電話の対応をしていました。

――いわゆる一般事務ですね。どうして事務職を選んだのですか?
私は専門学校を卒業をしたのですが、就職先に事務が多かったので事務職を選びました。

――なるほど。事務職にこだわりがあったわけではないようですが、実際に働いてみて、やりがいはありましたか?
やりがいはなかったですね。毎日同じ仕事を淡々としているだけだったので。ただ、同じ仕事をしていれば良いので、慣れればそこまで難しくなかったです。

「事務のくせに自分でなんとかできないの?給料泥棒みたいね」

――転職をしようと思ったのは、なぜですか?
事務職をやってみて、自分に合わないと思っていたんです。でも、転職を決意したのは、ある「事件」が起こったからです。

私の上司は女性で、20年くらい勤続している「お局様」だったのですが、事務職をバカにしていて、「誰でもできる仕事だ」と言う人でした。上司も特に難しい仕事をしているわけではなくて、事務に少し毛が生えたようなものです。

ですが、事務職の中では上司ですし、お局様なので誰も逆らうことができまなくて、不満が溜まっていました。そんなあるとき、私がクレームの電話対応にあたってしまって、上司に助けを求めたら

「事務のくせに自分でなんとかできないの?給料泥棒みたいね」

と言われました。

――クレーム対応は事務の仕事とは限らないですよね。クレームの原因を作った人が対応するべきかと……。
そうですよね。結局、その場は上司が渋々対応したのですが、そのあとの機嫌が最悪で、10人ほどいる私たち部下は八つ当たりをされまくりました。

そして、私がコピーした紙を上司に渡したときに「コピーするのが遅い!チンタラ仕事しているんじゃない!それならいる意味がない!」とまで言われて、さすがに怒りが爆発してしまって、

「別にチンタラ仕事をしているわけではありません!自分だって気分が乗らないときは仕事していないですよね?私たち事務はみんな知っていますよ!」

と直接言ってしまったんです。

――お局様にキレてしまったんですね(汗)
はい(汗)そして、「ここまで言ってしまったら、もうこの職場で仕事を続けることはできないな」と思って転職をすることに決めました。

「マイナビエージェントは医療事務の求人が多いらしい」

――転職について、旦那さんはどんな反応でしたか?
「転職する」と夫に伝えたところ、夫は「俺だけの給料で生活できるんだから、そこまで慌てて仕事探さなくても良いよ。少しゆっくりしたら」と言ってくれました。このときは本当に夫と結婚をしてよかったと思いました。

――やさしい旦那さんですね。転職するにあたって重視した条件は何ですか?
一つは、一般事務ではないことです。そして、前職で最悪なお局様がいたので、女性が多い職場では仕事したくないと思いました。なので、お給料が安くても小規模の職場であることを重視しました。

――転職先はどうやって探しましたか?
私は「マイナビエージェント」を使いました。なぜマイナビエージェントを選んだのかというと、ネットで「医療事務の求人が多い」と書いてあったからです。

――今度は一般事務ではないのですね?
はい。私は昔、医療事務の勉強もしていて、知識があったからです。ただ、ずっと一般事務をしていたので、採用されにくいと思って、できるだけ医療事務の求人が多い転職エージェントが良いと思いました。

でも、実は最初に担当してくれた人が若くてあまり詳しくなかったのか、面談に行ったら私が出した条件と違う仕事を紹介されてしまいました。採用されたのですが、それを断る形になってしまいました。

「ベテランの担当者に変わって、良い条件の仕事を紹介してくれた」

――希望条件と違うなら断ったほうがいいですね。
はい。そのあとは担当を変えてもらって、ベテランの担当者になりました。私の意図を汲んでくれて、私に合う良い条件の仕事を紹介してくれました。

私は転職エージェントを使って仕事を探すのが初めてでしたし、特別なスキルがあるわけではないので、本当にうまくいくのか、採用してもらえるのか、すごく不安でした。

実際、やはりたくさんの中から選べるわけではないですし、お給料は安いので妥協しなければいけない点もたくさんありました。

ですが、スキルがなくてもOKだった求人もたくさんあったので、すごくホッとしました。それに、一般事務から違う職種に転職したかったので、不安も大きかったですが、それよりもワクワクが大きかったです。

――良い担当者と出会えたからでしょうね。今の職場を選んだ理由はなんですか?
まず、一般事務から医療事務に転職したかったのもありますが、とにかく人間関係が複雑ではない職場にしようと思いました。特に女の世界では人間がたくさんいればいるほど、面倒なことになります。その点、医療事務も女の世界ですが、従業員が5人くらいの小さな病院だったので、働きたいと思いました。

――前の職場の人に転職を打ち明けたとき、どんな反応でしたか?
上司が最悪だったので、同僚でも転職をしたいと考えている人はたくさんいました。そんな同僚たちは、基本的に喜んでくれました。「新しい仕事場でも頑張ってね」と言葉をかけてくれる人が多かったです。

ですが、嫌味を言われたこともあります。私は夫がいるので、転職してもそこまで給料が良くなくても良いのですが、独身の人は生活がかかっているので、私みたいにイヤでもすぐに転職ができないんですよね。

それで、独身の人に「結婚して夫がいる人はお気楽で良いわね」と言われました。転職しないで我慢する人もたくさんいたのです。

「本当に人間関係が楽で、転職してよかった」

――複雑な気持ちになりますね……。今の仕事はどうですか?
まず、転職前に比べて給料は安くなりましたね。もともと「お給料は安くなっても良いから転職をしたい」と思っていたので、それは仕方がないと思っています。

そして、小さい病院を選んだので、本当に人間関係が楽で、転職してよかったです。仕事内容は、一般事務と医療事務はまったく違うので比較にならないのですが、人数が少ない中で集中して仕事をしていて、そこまで他の同僚と関わらないので、楽です。

――なるほど。一人ひとりの裁量が大きいから、他の人と関わらなくても仕事が完結できると。
はい。人間関係があっさりしたぶん、揉め事が少なくなったので、物足りないと思うくらい何もありません(笑)それと、前職はかなりの仕事を抱えていたのですが、今はそれがないのも、すごく楽です。

――最後に、同じように人間関係に嫌気がさして転職しようか迷っている人に、メッセージをお願いします。
どこにでもイヤな上司や苦手な同僚がいると思います。人間関係が理由で転職してしまったら、「また同じ目にあったときに、すぐに転職するかもしれない」という心配もあるかもしれません。

ですが、私のように、我慢の限界に達してしまうなら、その前に思い切って仕事をやめてしまって、新しい職場で再スタートしてみるのはアリだと思います。

――貴重な体験談をありがとうございました!
(了)

編集後記:女性同士の人間関係に悩んでいるなら、小さな会社に転職する

今回のインタビューでわかったことは、「女性の世界では、人数がたくさんいればいるほど、人間関係が面倒なことになる」ということです。

大企業から中小企業まで就業経験のある私の感覚としては、少人数の会社だと部署もなくて、「社内メンバーが固定されてしまう」のがデメリットだと思っていました。周りと人間性が合えばよいのですが、合わなかった場合は最悪で、転職しか逃げ道がありません。

ですが、今回の岩本さんの場合は、女性比率の多い職場への転職でした。「女性が多い職場では、人数が多いほど人間関係が面倒」という発想がなかったので、面倒な人間関係を避けるために小さな職場を選ぶのは意外な盲点でした。

リクナビNEXT

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